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ドラマ 詳細データ西鶴師走噺より(企画時タイトル…今は昔師走物語)(その3)散財の果て

西鶴師走噺の第三話。女房の美乃が長刀のサヤをかたに質屋から金を借りて来たと聞いた内助は武士の面目にかかわるといってどなる始末。困った美乃は兄の医者・清庵に相談すると効く薬と称して紙包みを手渡した。長屋に帰って開けてみると小判十両と効能書まで入っている。思わぬ大金を手にした内助は…。【以上、朝日新聞1959/12/15付より引用】脚本の寺田信義が本作について語っている。「十二月に入って、『西鶴師走噺』(NHK)を四回にわたって文学座ユニットでやることになった。これは、新人の阿部正人君と共同執筆で、演出は『三十六号室』の合川氏であった。これもまたテンポという点では前作(三十六号室)に劣らない快適さそのものであった。第三話の「散財の果て」のスピード感は最近のテレドラにないテンポといえる。恵寿講の鯛を値切るケチな両替屋のオヤジは、それに輪をかけてケチで気の利く丁稚を気に入り、自分の一人息子を追い出して跡目にさせる。このオヤジが死に際に、「金、々、々…」と狂ったように千両箱に頬ずりしたり、養子の女房がものすごい悋気で、女中とちょっと話をしたというだけで養子を出刃包丁を持っておっかけたりするあたり等のカメラワークは実にいい。又、オヤジが死ぬと、この養子が遊び放題遊び、女房も負けずに贅沢な着物をどんどん買い、丁稚や番頭たちまで持ち出し、女と金をちょろまかしてたちまち家は傾くというあたりは、もたつかせず、それでいい加減に素通りすることもなく、テンポのいいカットのたたみ込みであった。【この項、文:寺田信義氏(「テレビドラマ」(現代芸術協会刊)1960年6月号より引用)】」
キー局 NHK 放送曜日 放送期間 1959/12/15~1959/12/15
放送時間 21:00-21:30 放送回数 1 回 連続/単発 単発
番組名 ドラマ
主な出演 宮口 精二杉村 春子三津田 健仲谷  昇
主な脚本 寺田 信義阿部 正人
原作 井原 西鶴
局系列 NHK

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