柳生十兵衛（反町隆史）は将軍家剣術指南役の父、宗矩（高橋英樹）から、盗まれた柳生武芸帳の一つを取り戻すよう命じられた。武芸帳は３巻あり、すべてそろえると幕府を転覆させるほどの秘密が分かるという。十兵衛は武芸帳を盗んだ忍者を倒すが、その兄の多三郎（山本太郎）に逃げられてしまう。武芸帳も多三郎が持ち去ったと思われたが、実は佐賀の竜造寺家の遺児、夕姫（逢坂りな）が拾っていた。十兵衛は紛失した武芸帳を捜すため隠密行動に就く。一方、宗矩の宿敵で天下を覆そうとする浮月斎（松方弘樹）も、その武芸帳を多三郎に捜させる。【以上、「朝日新聞」2010/01/01付より引用】