妹の美和は、姉の結婚式に母と離婚した父親を呼びたいと考えていた。２歳の時に別れたきりで、顔もよく覚えていないが父のマンションへ様子を見に行くと、一緒に暮らしている女性と知り合いになる。その女性は、美和が彼の娘とは知らずに…。【以上、TBSチャンネル広報資料より引用】「沢口靖子の東芝日曜劇場初出演ドラマ。彼女が姉（石野真子）の結婚式に、幼いころに別れた父を捜し出して招待するというストーリーで、沢口靖子のさわやかな優しさを売りものにしていた。いわば、家族愛物語で、それを家族という縦軸で描かず、父の現在の妻などを出して横軸で描写していた。きれいごと過ぎて、現実はこのドラマのようにはうまくいかないと感じた。そうした感想を抱かせないように、もうちょっとリアリティを強くし、視聴者をさらに共感させれば、もうひとつ大きな成功をかちとれたろう。【この項、文：志賀信夫氏（志賀信夫著「志賀信夫選 年間テレビベスト作品一九九〇年度（第二期第三集）」（1990/08/27発行、源流社刊）」より引用）】」