東京（江戸）という街の歴史に秘められた都市伝説の数々…。それは、緻密に張り巡らされた結界が、東京を護っている。つまり、東京はそれほど危険な呪縛に満ちた街だということ。徳川家康の母体である東京タワーの麓にある増上寺から「鬼門」の北東に向けてお寺や神社がずらりと並び、不吉とされている鬼門の方角を寺や神社で護っている。山手線の東と西の端にある渋谷駅と上野駅。この二つの駅にあるハチ公像と西郷像の犬は、東京を守る狛犬の代わりとして配置されている。都市伝説ファンの間では、まことしやかにささやかれる数々の噂…。魔界都市・東京を守り続ける「結界」が、もし破られて、恐怖の事件が幕を開けたら…そこに隠された東京の歴史と謎とは!?…。大学教授の葛城伊織（沢村一樹）は都知事の桐生（西村雅彦）に請われて、東京での万博開催を応援する講演を行なっていた。万博招致に意欲を燃やす桐生は、風水学を交えたその講演内容に満足顔だ。だがその直後、警視庁捜査１課の羽柴美鈴（国仲涼子）と雨宮（池内博之）から捜査協力の依頼が持ち込まれる。この３か月間で４件のバラバラ殺人事件が発生しており、現場に残された梵字を解読してほしいというのだ。葛城と助手の森園（市川知宏）はそのメッセージから第５の事件を予言し、的中させる。そして明日・明後日には第６・第７の事件がたて続けに起こる可能性もあり、この連続殺人事件には平将門の呪いが関係していると推理する。美鈴は将門の呪いなど都市伝説に過ぎないと呆れるが、葛城はこれまでの被害者は全員、万博招致運動のメンバーだと指摘。美鈴は捜査本部で都知事の警護を強化すべきだと提案するが、女性管理官の藤崎（三浦理恵子）に一笑されてしまう。だがその後、犯人から桐生を監禁した映像と「万博招致を中止しなければ都知事を殺す」という犯行声明文が警察に届く。藤崎とその上司である理事官の日下部（鶴見辰吾）は部下たちに極秘捜査を行なわせる。そのメンバーから外されていた美鈴だったが、雨宮から捜査情報を教えてもらい、単身で捜査に乗り出す。葛城の元を訪ねた美鈴は冴木という過激派の男に突き当たる。だが逮捕した冴木は桐生の監禁場所を明かさず、続けて第６の事件も発生し、独断で動いた美鈴は藤崎から厳しく責められる。事件の裏では日下部と、桐生の側近である嘉山の不穏な動きが…。【以上、関西テレビ広報資料より引用】【役名…演技者】葛城伊織…沢村一樹、羽柴美鈴…国仲涼子、雨宮健明…池内博之、森園守…市川知宏、藤崎操…三浦理恵子、日下部真一…鶴見辰吾、桐生大樹…西村雅彦。【データ協力・スーキ】【参考資料：webサイト「有限会社プロダクションタンク」内の「外谷勝由」プロフィール（2022/02/05参照、https://www.pro-tanc.com/male/toyakatsuyoshi/）】