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ドラマ 詳細データ新東京物語(新・東京物語)

瀬戸内を望む尾道のおだやかな風景――。そこに暮らす老夫婦の眼をとおして、肉親ゆえの愛憎の機微を、たんたんと描いていく。平山周吉(大友柳太朗)とトミ(長岡輝子)夫婦は、生まれ育ったふるさと尾道で、老後の生活を送っている。二年前に、次男を海難事故で失ってはいるが、長男・幸一(神山繁)は東京で医者として成功している。長女・しげ(三田和代)は東京で美容院を営み、三男・敬三(角野卓造)は大阪でスーパー勤め。周吉夫婦にとっては、末娘・京子(檀ふみ)の将来だけが心配のたねだった。周吉は、京子に杉山(寺泉哲章)という求婚者がいることを知りつつも、最後に残った娘を手離す気持ちにはなかなかなれない。周吉の気持ちを、痛いほど感じていた京子は、ひとり悩んでいた。そんなおり周吉夫婦は、幸一から上京のさそいを受ける。四年ぶりに東京を訪れたふたりは、新築の幸一の病院がまぶしかった。二人の東京での生活が始まった。幸一夫婦はなにかと世話をやいてくれるのだが、二人は幸一夫婦の生活のペースにどこかなじめず、心を休めることができない。そこで長女・しげの家に移るのだが、ここでも夫婦げんかが絶えず、二人は途方に暮れる。子どもたちはそれぞれに親元を離れて久しく、自分たちから遠い存在になってしまっていることに、少なからずさみしさを感ずる二人だった。そんな中で、亡き次男の未亡人・紀子(神崎愛)は、二人を東京見物にさそい、一夜楽しい会食となる。それは他人ゆえのおもいやりと、やさしさであったのかもしれない。約二週間の東京での生活を終えて尾道へ帰る車中、トミは心臓発作をおこし、急きょ大阪の三男・敬三宅に立ち寄ることになる。独身のはずの敬三が子づれの女性と同棲していることを知り、またまた驚く二人だった。さまざまな想いを抱いて、周吉夫婦は尾道に帰りついた。数日後、トミは再び発作を起こし急逝する。東京旅行は、こどもたちとの最後の別れの旅となった。葬儀に集まった家族が、早々に引きあげていく中で、京子は杉山との結婚をのばし、もう少し周吉の側にいようと決心するのだった。【以上、雑誌「グラフNHK」(発行:財団法人NHKサービスセンター)1982年7月号より引用】1971年に原作の野田高梧の娘・立原りゅうが脚本を手がけドラマ化した映画「東京物語」。今回、再び立原りゅうが脚本を手がけドラマ化。
キー局 NHK 放送曜日 月~金 放送期間 1982/06/28~1982/07/23
放送時間 21:40-22:00 放送回数 20 回 連続/単発 連続
番組名 銀河テレビ小説
主な出演 大友柳太朗長岡 輝子檀  ふみ神山  繁馬渕 晴子馬淵 晴子)、名古屋 章三田 和代寺泉 哲章田武 謙三牛原 千恵滝  一也高部 知子松田 洋治安藤 一人三浦 浩史井田 弘樹井田 州彦井田 國彦井田 国彦)、木村  翠水巻 令子草見 潤平代 ゆかり大原 穣子沢柳 廸子沢柳 迪子)、倉石  功神崎  愛角野 卓造中村 伸郎有島 一郎
主な脚本 立原りゅう
主な演出 北島  隆北嶋  隆)、河村 正一
原作 野田 高梧小津安二郎
局系列 NHK
制作会社 NHK
制作 岡本由紀子(小林由紀子)
音楽 広瀬 量平廣瀬 量平

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