愛に生き、新しく生まれる生命に身を賭して生きた薄幸の女性の姿を描く。若尾演じる藍子は、ふとした縁で陶工と一夜きりの愛を結ぶ。やがて藍子は身ごもるが、彼女は心臓病を患っており、医師から「出産に耐えきれない」と告げられる。藍子は初めて得た愛の証をあきらめきれず…。温泉宿で働く藍子（若尾文子）は、客に悪さをされて夢中で雑木林に逃げた。藍子が走って行った先には窯場があった。そこでは陶工の直人（山本学）が火入れを行っていた。炎を見つめているうちに藍子は倒れてしまい、意識が戻ったのは３日後だった。その間、高熱を発した藍子を直人が看病してくれていた。２人は互いに愛し合い、一夜を共にする。数カ月後。藍子は東京下町に住む叔母のもとで暮らしていたが、医師の診察の結果、妊娠していることが判明する。【以上、TBSチャンネル広報資料より引用】【役名（演技者）】湯村藍子（若尾文子）、遠野医師（伊藤孝雄）、岩田ふじ（杉山とく子）、旅館の女主人（東恵美子）、患者（佳島由季）、芸者・ひな子（竹下景子）、明石 澄（伊藤めぐみ）、明石直人（山本学）。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（データ協力：ウルトラマリン）】