内村直也の最初のテレビドラマ。「『並木』は、1952年、NHKが、まだテレビスタジオを建設する前に、狭いラジオのスタジオから放送されたものです。30分もの。出演者は一生懸命やってくれましたが、本番を見ていてぼくはすっかり失望しました。当分テレビの作品を書く気持ちになりませんでした。あの当時のことを考えると、日本のテレビ技術も進歩したものです。【この項、内村直也著「テレビ・ドラマ作品集」（1957年、宝文館刊）より引用】」【役名（演技者）】春彦（小山源喜）、ちぐさ（加藤道子）、五郎（臼井正明）、弥津子（阿里道子）、遠山夫人（綱島初子）。