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ドラマ 詳細データ特別機動捜査隊(第520回)幻の召集令状

『特別機動捜査隊』(全801回、放送期間:1961/10/11~1977/03/30)の1エピソード。「戦争を知らない若者が、興味本意に作った召集令状が発端で起きた殺人事件を麻薬犯罪とからませながら描く。【この項、毎日新聞1971/10/20付より引用】」「1971年10月20日の日付で「赤紙」(召集令状)が配送される。むろん学生グループのいたずらなのだが、大日本帝国陸軍と書いたその紙きれを見て、人々は複雑な反応を示す。最愛の息子を戦争で失い、娘夫婦の住む団地に肩身のせまい思いで暮らしている老人は激怒し、反応調査といってその後にしゃあしゃあと姿を現した学生のひとりに、ステッキでなぐりかかる。「幻の召集令状」と題した20日のNETテレビ『特別機動捜査隊』の導入部である。一枚の紙きれとはいえ、かつてそれにより大きく運命を狂わされた老人の怨念を描いたものであるが、この作品は一貫して鋭いジャーナリスティックな視線を持っている。送られてきた赤紙を見て「近づく戦争のカゲだ」という受止め方のセリフだとか、戦争について無責任な答えしかしない若者たちのラジオの街頭インタビュー、そしてその彼らの頭上をかすめ去るジェット戦闘機の入れ方、そういうものに記録番組以上のリアリティーを感じさせる。脚本にも練ったあとがある。やがて学生が死体で発見され犯人は老人と思わせておいて、彼ら学生を含むマリファナ密売人同士のナワ張り争いが明るみに出る仕掛けである。最後にどうしても極悪人を出さなければならないのは、この種「犯罪・捜査もの」の宿命らしいが、それでも現代と現代人の描き方に、細かい配慮が払われている。さすが東映の「警視庁シリーズ」の伝統をくむだけのことはある。息の長さ(今回で520回)の秘けつでもあろう。【この項、文:佐怒賀三夫氏(「毎日新聞」1971/10/22付より引用)】」【役名(演技者)】三船主任(青木義朗)、水木刑事(水木襄)、関根部長刑事(伊沢一郎)、石原刑事(吉田豊明)、白石刑事(白石鈴雄)、田中係長(山田禅二)、監察医(仲原新二)、鑑識課員(田川恒夫、西郷昭二)、市原(中村是好)、美子(橘公子)、元太郎(蟹江敬三)、圭子(中川栄)、史郎(藤山竜一)、魚辰(長谷川弘)、江幡(成田次穂)、佐和子(大坪日出代)、也寸志(伊東新二)、裕之(糸博)、晃(児玉裕一)、牧(片山滉)、客(平野元、小高まさる、松尾文人)、登紀子(小笠原まりこ)、真一(吉田潔)、母親(竹村清女)、学生(木村修)、若者(本田竜彦、本田じょう、矢口鉄男、伴東武、柴田浩貴、加藤繁実)、野沢(練木二郎)、カオル(根岸美恵子)、さおり(小田桐恵子)、雅彦(荒井正人)、みずえ(愛川ルミ子)、杉下(井上博一)、黛(竹口安芸子)、雄三(佐々木睦夫)、恭介(和田豊)、英明(佐藤幸雄)、宮地(加藤正之)、子供(尾崎ますみ)。【参考資料:毎日新聞テレビ欄】

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