美人で頭がよくてと、ここまではよいのだが、ケンカっぱやくてそそっかしいのが玉に傷のかけ出しアートデザイナー、中根千春（星由里子）を主人公に、彼女の母親（高峰三枝子）が男ばかり三人の子持ちの男やもめ矢島（大坂志郎）と結婚したばっかりにまきおこった千春以下中根家三人姉妹と、矢島家三人兄弟の大騒動をユーモラスに描く。●第１回「宣戦布告」…かけ出しのアートデザイナー千春は、早とちりがもとで見知らぬ二青年（川崎敬三、山口崇）と大ゲンカ、二人にコップの水をぶっかけてしまう。家に帰ってみると、母の成子が再婚するというのだ。【以上、読売新聞テレビ欄より引用】プロデュースした逸見稔は後年、本作を自著で語っている。「フルーツ・シリーズの人気を不動のものとした作品。高峰三枝子さん、弓恵子さん、星由里子さん、吉沢京子さん、女ばかりの四人家族と、大坂志郎さん、川崎敬三さん、山口崇さん、山本紀彦さんら男ばかりの四人家族。高峰さんと大坂さんが結婚して三対三の義理の兄弟姉妹が誕生。ユニークな設定が楽しかったホーム・コメディー。勢力争い、洗面所、トイレ、お風呂と、ことごとに男女のテリトリー争いに始まった騒動から恋まで芽生えて、楽しみながら作ったドラマ。【この項、逸見稔著「黄門様はテレビ好き」（1993年、近代映画社刊）より引用】」吉沢京子のテレビドラマ初レギュラー出演作品。【各回サブタイトル】第１回「宣戦布告」（1968/11/28放送）、第２回「敵前上陸」（1968/12/05放送）、第３回「全面戦争」（1968/12/12放送）、第４回「孤軍奮闘」（1968/12/19放送）、第５回「戦局混沌」（1968/12/26放送）、第６回「和平工作」（1969/01/02放送）、最終回（第７回）「全面講和」（1969/01/09放送）。【役名（演技者）】中根千春（星由里子）、中根成子（高峰三枝子）、矢島敬一（川崎敬三）、矢島純二（山口崇）、中根夏緒（吉沢京子）、矢島寛（大坂志郎）、矢島良二（山本紀彦）、中根冬子（弓恵子）。【参考資料：webサイト「脚本データベース」（2022/06/24参照、http://db.nkac.or.jp/top.htm）、読売新聞テレビ欄】