睡眠薬あそびがこうじて起こった、犯人なき殺人事件を通じて、一部の退廃的な若者たちのモラルを追及してゆく。このシリーズでは、いままで歌謡曲をテーマにした作品を何度か放送してきたが、今回はザ・フォーク・クルセイダーズの「帰って来たヨッパライ」がテーマ。石堂淑朗の脚本を、今野勉が演出した。大村定吉（渡辺篤）の家で、むすこの定夫（唐十郎）の友人の正（朝倉宏二）が、びしょぬれのふとんの中で死んでいた。首つりのあとがあり、そのヒモの先が刃物で切られていたのが第一に不審な点であった。【以上、讀賣新聞1968/01/29付より引用】人気ドラマシリーズ「七人の刑事」(1961/10/04～1969/04/28、全382回）の中の一本。第４回ギャラクシー賞受賞作品。