優秀映画鑑賞会、大阪府教育委員会推薦。瀬戸内海の小島で、２４人の子どもたちと、女教師が悩み苦しみながら心を通じあわせるストーリー。本作の美術を手がけた近藤司氏は後年語る。「監督の久松さんは木下恵介作品に傾倒していたらしい。『二十四の瞳』の前半では木下さんの影響が大きいみたいで、後半から久松さんらしい日本人のよさ、人情味が出てきた。評判が良くて視聴率も高かったな。大石先生役の亀井光代が良かった。最初の頃にラッシュ試写を見て、「先生チョット違いますよ、ロングカットが多すぎませんか」言うたら、ニコニコ笑いながら「美術が言うかなぁ、演出してみたらどうやぁ」小豆島の風景や佇まいを見せたかったんやろな。大石先生の家のセットを造ってて「窓を閉めて窓外を見せずに撮る」言い出されて、「窓を開けて窓外も見えるように撮って下さい」言うて絶対反対したのを覚えてる。結局、窓を開けて撮って貰った。セットとしては傑作と思えるくらい上手く出来てロケとセットの区別が分からない出来栄えやった。【この項、「わが青春の宝塚映画　宝塚映画製作所・宝塚映像株式会社作品譜」（高野昭二著、2010/11/01宝塚映画製作所OB会有志刊）より引用】」連続テレビ映画。後援：香川県。協力：関西汽船。提供：大丸。【各回サブタイトル】第20回「消えた灯」（1968/02/29放送）。【参考資料：書籍「わが青春の宝塚映画　宝塚映画製作所・宝塚映像株式会社作品譜」（高野昭二著、2010/11/01宝塚映画製作所OB会有志刊）、書籍「劇団ひまわり30周年史」（1981/09/22発行、発行所：株式会社劇団ひまわり）】