俳優座の東野英治郎が原案、演出、主演と三役を引き受けてのドラマ。町のちっぽけな建築屋、半田東作（東野英治郎）は大工からたたき上げ、いまは数人の職人を使うまでになった。その東作のたった一つの夢は鉄筋の本格的ビルディングを作ることだった。しかしそのためには、架設材料、機械、運搬車、それに専門の技師まですべて新しくそろえねばならなかった。長男一夫がつとめている一流建設会社のコネで、やっと請け負うことができた。万事順調と思われたのもつかの間、突然一夫が汚職事件に連座してしまった…。【以上、読売新聞1963/10/12付より引用】【役名（演技者）】半田東作（東野英治郎）、その妻・輝（三戸部スエ）、長男・半田一夫（小笠原良智）、次男・治郎（東野孝彦）、三男・三郎（山本圭）、長女・緑（岩崎加根子）。