1963年および1965年のテレビ記者会賞奨励賞受賞、日本弁護士会表彰作品。法律事務所をホームベースにした「社会派ドラマ」の代表的一作。佐分利信所長（1963年10月から尾上松緑）をメーンに仲谷昇、河内桃子、沢村忠雄、南風洋子、山内明らが弁護士に。熱のこもったシリーズ（ＴＶ40年 IN ＴＶガイド）。エピソードのいくつかはその内容が問題となり放送中止・内容変更の憂き目にもあった。1962年10月16日から1966年８月10日まで、全200回、放送された（放送枠は当初の水曜20:00～21:00から水曜20:45～21:15を経て、水曜21:00～22:00に変動した）。「弁護士という職業にスポットをあて、弁護活動のようす、私生活と仕事との関係、犯罪をとおした社会のからくりなど裁判のもつ内容を、実際の裁判記録をもとにドラマ化し、毎回完結の単発形式をとる。人物は毎週レギュラーで３人の男性弁護士とひとりの女性弁護士が登場する。第１回は「積木の塔」。【この項、読売新聞1962/10/16付より引用】」なお「テレビドラマ全史」では1962/10/02放送開始と記載されている。【役名（演技者）】岡崎弁護士（佐分利信）、岸本弁護士（仲谷昇）、井上弁護士（河内桃子）、田中弁護士（沢本忠雄）、石原勇（小川治彦）。【参考資料：書籍「タレント名鑑 No.2」（1963/06/30発行、編集：日本タレントクラブ、発行：芸能春秋社）［有沢陽司の項］】