第８回コンフィデンスアワード・ドラマ賞主演女優賞受賞（多部未華子）対象作品。手紙を書くことを生業（なりわい）とする、若い女性のみずみずしい成長の物語。「『ツバキ文具店～鎌倉代書屋物語～』（ＮＨＫ、小川糸原作、荒井修子脚本）は代書をめぐる地味なお話で、多少箱庭のような世界の中で物語が展開し、その虚構じみた世界だからこそ、人と人との心のふれあいの大切さが浮かび上がるという不思議な効果がただよった「小品」であり、「小品」だからこその輝きを持った、しみじみとした余韻が残る珠玉の一編となった。【この項、文：古崎康成（雑誌「月刊「ドラマ」2017年８月号掲載より引用）】」各回のサブタイトルは以下のとおり。第２回「幸せの修了証書」、第３回「けじめの断り状」、第４回「最後のラブレター」、第５回「母へ贈る文字」、第６回「愛するチーちゃんへ」、第７回「話せなかった思い」、最終回（第８回）「解き放たれた言葉」。