おっちょこちょいだけど人情味あふれる漁師の山村武雄（大友康平）は、家族にも浜の仲間にも愛され“かつお”の愛称で呼ばれていた。泳ぎ続けていないと呼吸ができないカツオと同じように、いつも全力疾走で前向きに生きてきたからだ。快活な笑顔のかげで、武雄は厳しい現実を抱えていた。妻・幸江（鈴木京香）は震災で行方不明に。息子の裕樹（嶺岸佑樹）と娘を残してはしねないと、沖に出ることをあきらめ、慣れない建設現場で働いていた。気丈に生きる親子三人を後輩の漁師・島田（ココリコ遠藤章造）らが温かく見守っていた。しかし、謎に包まれた美しい女性・栞里（芦名星）が現れてから、一家は変わり始める。栞里にデレデレになったようにみえる父と、なついて甘える妹に「母さんをもう忘れたのか」と裕樹は猛反発する。遠くから東北にやってきた美女・栞里の抱える意外な過去とは？裕樹たちになぜかつれない浜の長老・前島（梅沢富美男）の思いとは？“かつお”こと武雄が引っ張る親子の運命から目が離せない！【以上、NHK広報資料より引用】撮影協力：宮城県仙台市、石巻市、七ヶ浜町、南三陸町、せんだい・宮城フィルムコミッション、石巻フィルムコミッション。【データ協力：法水、LED】