文化庁芸術祭優秀賞受賞作品。東京ドラマアウォード2014単発ドラマ部門作品賞優秀賞受賞作品。第51回ギャラクシー奨励賞（月間賞）受賞作品。「交通事故により45年ぶりに目覚めた男が青年看護師と出会い、失われた青春を取り戻す旅に出る、笑いあり涙ありのヒューマンドラマ。医師の家系に育ち、自身も志すが医大に落ち続けた神谷猛（岡田将生）は、挫折感を抱きながら、東京の大病院に勤める父・司（鹿賀丈史）の元を去る。鬱屈とした気持ちのまま看護師として働き始めた神谷は、19歳で事故に遭ってから45年間眠り続けている身寄りのない飛田譲（寺尾聰）を担当することに。心情を吐露するように悩みや愚痴を語り掛けながらの看護を重ねる神谷。そんなある日、飛田が奇跡的に意識を取り戻す。不良だった19歳の心のまま目覚めた飛田の体は、次第に回復していく。だが、45年間振り込まれ続けた入院費の秘密を知った飛田は、司の病院で研究対象となることを承諾する。一方、いつしか奇妙な友情を覚え始め、突然の転院が納得できずにいた神谷は、飛田の失われた青春を取り戻す旅に出ようと病院から強引に連れ出す。64歳の不良少年・飛田と彼に「おっさん」と呼ばれる27歳の神谷との青春の旅が始まる。【この項、WOWOW広報資料より引用】」初放送はWOWOWの無料放送。「岡田惠和脚本、若松節朗演出という昨年の芸術祭優秀賞受賞作『尾根のかなたに』コンビの作で45年間、昏睡状態で入院してきた男が突如目覚めるお話で岡田恵和らしい夢のある話にしあがっている。見てて楽しい。敢えて難点を挙げるとすれば物語がさらさらと展開しすぎるところかも。本来であれば避けて通れないもっと嫌な現実というものや登場人物の葛藤みたいなものが意図的に避けられているような印象が少し漂う。【この項、文：古崎康成】」協力：ファラリス、アックス、イマジカ、ファン、K・D・N、APEX1、ラフ・アット、レガートミュージック。撮影協力：久里浜医療センター、パシフィック・ホスピタル、伊香保温泉　森秋旅館、射的　やまにや、南房総ロケーションサービス、日本歯科大学附属病院、とかちフィルム・コミッション、帯広観光コンベンション協会、紫竹ガーデン、練馬光が丘病院。劇中映像協力：Contents League、ツインテル「ネターミテーナー」。車輌：佐々木圭輔、大石　幸生、井上　　勉、古市　俊之、伊藤　進也、松本　智之。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成）】