「1961年、河野宏は『西鶴物語』を38回連続で取り上げた。１年間の計画で始めたのだが、スポンサーの事情で早めに終わらざるを得なかったので、３クールにも満たない回数（※実際には全26回）で終わったのだ。だが、「この番組で多くのライターやタレントとの付き合いができたのは収穫だった」と彼は語っている。この演出で彼の才能は認められ、映画監督の豊田四郎は彼の演出の新鮮さを褒めてくれた。【この項、志賀信夫著「映像の先駆者125人の肖像」（2003/03/30発行、日本放送出版協会刊）より引用】」提供：敷島紡績。