雑誌、広報資料等では「六月の花嫁2005」と表記されていたが、今回の四作とも、本編中では「六月の花嫁」とのみクレジットされていた。当初21:00-22:54の予定だったが、「ＴＨＥ ＬＩＶＥ2005一球の緊張感 （火曜ナイター）プロ野球巨人×ヤクルト戦」中継延長のため21:20-23:14に放送された。【以上、文・練馬大根役者】「ラーメン店を経営する秋山武志（西村和彦）との結婚を決めた編集者の黒田真理子（羽田美智子）は、父親の許しを得るため、意を決して故郷・鹿児島県の指宿へと向かった。妻・蓉子（左時枝）と２人暮らしの源悟（竜雷太）は、頑固一徹のつげ職人。真理子が一人娘だったことから、源悟の反対が予想されたのだ。しかし、源悟があっさり結婚を許してくれたことから、真理子は意気揚々と東京に戻った。まもなく、幸せ一杯の真理子が、秋山から思わぬ告白をされた。秋山が４歳の時に死亡した父・大沼剛志（佐藤博秋）は、実は殺人の疑いを掛けられて自殺していた、というのだ。先日、奥多摩の渓谷で大沼に殺されたとされる五代宏之（佐藤尚宏）の白骨体が発見されたのだが、秋山はこれを足がかりにして、是非とも父の無実を晴らしたいらしい。愛する人の熱意に打たれた真理子は、真相究明に協力することになった。33年前に起きたこの事件は、会社社長だった五代が、社員の大沼からの借金申し込みを断った直後に失踪。五代殺しの疑いを掛けられた大沼が、周囲の目に耐え切れずに自殺に追い込まれた、というもの。父親の遺書を見て無実を確信した秋山は、その後、ずっと真犯人を恨み続けてきたのだという。母親を２年前に亡くした秋山は、さらにその思いを強くしたようであった。事件の再調査を始めた真理子と秋山は、白骨体のあった現場に『H to Y』と彫られたプラチナのブレスレットがあったと知った。『Ｈ』が五代宏之なら、『Ｙ』は女性の名前ということになる。現場の崖の上に、大沼が借金を申し込みに行った五代の別荘があったことから、秋山はここで何かが起きたとにらんだ。２人は、五代の死後、その従兄弟が継いだ会社を訪ねて、当時を知る乾　誠治（穂積ペペ）という社員から話を聞く。だが、『Ｙ』という女性の手掛かりは全く掴めなかった。ところが、秋山と一緒に、五代の葬儀に参列した真理子は、そこで母・蓉子に似た女が乾と話しているのを目撃。その夜、実家の電話に出た蓉子の様子が何かおかしいと感じた真理子は、乾が急に会社を辞めたこともあり、急いで指宿へと向かった。真理子の質問に対し、蓉子はあっさり葬儀会場にいたのが自分だと明かし、五代との関係を話し始めた。それによると、33年前、蓉子は五代と婚約し、例のブレスレットを贈られた。だが、五代に逆玉の話が持ち上がり、蓉子は婚約を破棄されたというのだ。ショックを引きずったまま帰京する真理子。だが、頼りの秋山も結婚を考え直したい、と真理子に伝えてきた。乾の他殺体が指宿で見つかったと知った真理子は、刑事が蓉子を捜していると知り、慌てて源悟に相談した。まもなく、警察の事情聴取を受けた蓉子は、秘密を知られ強請られたため乾を殺した、と素直に犯行を自供。そして、33年前の事件に関しても、捨てられた恨みを晴らすため、五代に体当たりして崖下に突き落したと供述した。だが、関係者を当たって話を聞いた真理子は、思わぬ人物が事件に絡んでいると気付いて。【日本テレビ広報資料より引用】」ロケ協力・九州旅客鉄道鹿児島支社、南国交通、鹿児島県警察本部、鹿児島県警指宿警察署、指宿市商工観光課、指宿池田診療所、横畠外科胃腸科病院、フラワーパークかごしま、松屋、かごしま●楽●、Lisio、藤野フィルムコミッション、辰巳出版、大島ラーメン西新橋支店、カーショップレッドサン。協力・喜多つげ製作所、ANA、指宿シーサイドホテル。車輌・フェネック。衣裳協力・YUMI KATSURA、COMME CA DE MODE、K.T、ARTISAN銀座店、APPENA LOUIS CHAVLON、ミカレディ、Epoch、フーフォレー、halon、ラモーダ伏屋、キャノンクリエーション、VINON。