秋月翔子（萬田久子）は、神奈川県警のベテラン110番通信指令官。事件や事故が発生し、飛び込んでくる110番通報に迅速に対応するのが、翔子の仕事だ。翔子の夫は警察官だったが、3年前に他界した。翔子は一人娘の沙織（田島穂奈美）と料理屋を営む母・奈緒（中村メイコ）と３人で暮らしている。さてある晩、佐野まなみ（秦谷ひろみ）という若い女から110番通報が入る。「早く来て！殺される！」という切羽詰ったまなみの声。通信指令室に緊張が走る。最近、現場付近では連続通り魔が発生していたからだ。翔子の冷静な対応で、パトカーが現場に向った。だが、間一髪間に合わず、まなみは無残にも殺されていた。山中本部長（潮哲也）と樋口大介警部補（石原良純）たちは、通り魔の犯行とにらんで捜査を開始する。しかし、翔子には疑問が残る。まなみが最期に伝えてきた地名が、実際には使われていない不自然な言葉だったからである。【以上、TBS広報資料より引用】