小さな商事会社の営業マン藤本浩平（国分太一）…社内では存在感ゼロで問題児扱いされているこの藤本には、同僚社員たちが思いもしない別の顔があった。究極のラーメン作りを目指し、ラーメンの屋台を引いていたのだ。藤本の実力は、その屋台が「幻のラーメン屋」と言われるほどで、もちろんスープの真贋を区別できる舌も持っていた。その藤本が、偶然「裏の顔」を知った会社の同僚・佐倉祥子（平山あや）に誘われ、『清流房』という人気ラーメン店に行った。この店のオーナーは、ラーメン業界の帝王と言われ、フードプロデューサーとしても活躍している芹沢達也（鹿賀丈史）で、鮎の煮干をラーメンのスープに使っている、というのがウリなのだ。だが、藤沢は、そのメニューの中に鮎の風味を消す強烈な味付けのヘット〈牛脂〉が入ったラーメンがあることに気付き、思わずその感想を口にしてしまった。藤本の一言でファンの客が怒り、店内は混乱。藤本が駆け出しのプロだと知った芹沢は、その味覚は認めたものの、ラーメン店経営の情報戦略の一端を明かして、真っ向から逆襲。藤本は何の反論もできなくなった。【以上、NTV広報資料より引用】特機・NK特機。車輌・ランナーズ。ロケ協力・新日本石油、ノーリツ鋼機、たけちゃんらーめん、茶寮一松、猿楽庁。ラーメン監修・石神　秀幸。フードアドバイザー・松本　潤一。フードコーディネーター・赤堀　博美。