WOWOWのオリジナルドラマ・プロジェクト「ドラマW」第6弾。新宿・歌舞伎町のある店で働く人気ホスト・リョウ（伊藤英明）は、一夜にして巨額の借金を背負ってしまう。それは、来店するたびに必ず100万円単位の金を落としてくれていた「太い客」、つまり優良客であったはずの自称土地持ち未亡人、ナツミ（高橋惠子）が、リョウに「売掛」（ツケ）を残したまま「飛んだ」、そう、失踪してしまったからだった。客の一人マリエ（西田尚美）、同僚のシンヤ（井坂俊哉）とともに、ナツミの居場所を懸命に探し求めるリョウ。しかし、次第に見えてきたナツミの真の姿、予想だにしなかった過去を知るにつれて、リョウは困惑の度合いを深めていく。そして、同じ頃、リョウの客の一人で、風俗嬢のミカ（松尾れい子）は、仲間のコズエ、ハヅキらとともに、リョウのためになんとかお金を手に入れようと必死になっていた。ただし、仲間とはいっても、それは、ミカの体の中に同居している他の人格ではあるのだが。ナツミの過去とミカの不可思議な行動に翻弄されていくリョウ。やがて、信頼していたマリエの、思いがけない過去と現在までもが明らかになり…。ホストクラブに集う客たちはどんな思いで多額の金を遣っていくのか。そして、自分たちホストはどうやったらその思いに応えてあげることができるのか。夜の街を孤独にさまようリョウが、最後に辿り着いた結論とは…【WOWOW広報資料より引用。採録・法水】協力・ムーンクラフト、日本照明、モガミ企画、ポパイアート、MIYATA ROOM、Cコーポレーション、K & L、ブロンコ、ASアズ、ナンバーワンプロモーション、フィルムクラフト、Fan。撮影協力・新宿野口ビル、シェーキーズカフェ、トップダンディー、SUIT SELECT 21、A-プライス、湘南藤沢フィルム・コミッション、横浜フィルムコミッションほか。