就職情報誌の寺内亜木子（斉藤慶子）と、結婚生活にもマンネリを迎えた林みどり（久本雅美）は、ハウスキーパーの体験取材に訪れたマンションで、独身貴族の広告代理店社員・浜口功（川本淳市）がベランダから落ち、死んでいるのをみつける。他殺とみた亜木子らは、編集長の田島誠吾（若林豪）を説得して、体験取材を温泉の仲居に切り替え、浜口の部屋の壁に張られていた浜口と女性のツーショット写真、風呂場に残された温泉の素を手掛かりに、丹沢の七沢温泉に出かけて行く。写真の女・宮口麻子（大路恵美）は、老舗の玉川館の女将。幼なじみで、ミス七沢温泉に選ばれたほどの美貌の持ち主・酒井みゆき（伊藤裕子）と浜口をめぐって仲違いしていたらしい。その夜の旅館には、食品会社社長・大室喜四朗（神山繁）とその部下・鷹取憲三（小市慢太郎）も宿泊していた。大室らは、経営難にあえぐ玉川館をいつもひいきにしていて、よく泊まりにきている様子。亜木子らは、実は、浜口が墜死した日、麻子が上京していたことを知る。はたして、自分を裏切って幼なじみのみゆきに走った浜口を恨んだ麻子の犯行なのか…。後日、事件の真相に迫ろうとする二人に、旅館の部屋で眠る二人の姿をこっそり撮影したビデオが送られてくる。これは、「事件から手をひけ」という犯人からのメッセージなのか？そして、新たな殺人が発生する…。【以上、フジテレビ広報資料より引用】