商事会社の社宅自治会長が大活躍する好評シリーズの第２弾。主人公・糸井緋芽子は、誰に何と言われようと憧れのマイホーム目指して徹底的な「節約」の日々を送っていた。そんな折、社宅内で２件の殺人事件が発生。夫も犯人扱いされた緋芽子が意地で真相を究明していく…。商事会社の本社勤務の糸井章太郎（高田純次）が支社に転勤になった。態のいい左遷とはいえ、それまで社宅の自治会長として苦労してきた妻の緋芽子（泉ピン子）は、重責から解放されてほっと一息。しかし、新しい社宅も見栄っ張りの上司や嫌味な同僚ばかりで、前途多難な空気が漂っていた。そんなある日、支社長の早乙女（佐々木勝彦）が何者かに頭を殴られて殺された。深大寺刑事（古尾谷雅人）たちが支社や社宅の聞き込みに走るが、捜査は難航した。それより緋芽子にとって重大事件は、自治会長だった支社長夫人・貴子（銀粉蝶）が社宅を去るのに伴い、その後任に選ばれてしまったことだった。またまた、自治会長としての苦労が始まった。早乙女に続いて、今度は章太郎の上司・工藤（大河内浩）が殺された。それまで何かにつけて工藤に不満を持っていた章太郎は容疑者として警察に連行されてしまった。うだつのあがらないダメサラリーマンだが、章太郎は絶対殺人なんかしない。緋芽子はそう信じつつ、真犯人捜しを始めた。【以上、TBS広報資料より引用】2002/05/24に40歳で亡くなった俳優・伊藤俊人の遺作。【データ協力：春夏秋冬】