大部屋出身の夕子（東ちづる）が清少納言を演ずる「平安絵巻　見果てぬ夢」の太秦の映画撮影所では、出演者の令子（寺田千穂）と昌也（松永博史）が青酸化合物で殺され、梨香（斎藤陽子）も扼殺される。京都府警では連続殺人事件と断定する。夕子は仲のいい斬られ役専門の竜平（大鶴義丹）と共に、令子や梨香の部屋を調べ、古い岐阜日報の白骨死体の記事や彫金の指輪などを見つける。岐阜へ出かけたふたりは、白骨死体が児童養護施設にいた美和、20歳と知る。20年前のことだ。当時の新聞から美和はミスコンの準ミスに選ばれ、女優になったことが分かる。美和と令子の接点を探り出した夕子と竜平は再び岐阜を訪れ、児童施設で美和と沢井由紀、浅野好子、弘子の写った写真を見つける。夕子は大部屋出身のスター、マヤ（田中美奈子）の本名が浅野弘子だったこと、さらにマヤが児童養護施設出身と知って疑いを深めていった。【以上、フジテレビ広報資料より引用】