「秋津順子（かたせ梨乃）の娘で７歳になる良子は、人間が通常聞こえない５万ヘルツの高音まで聞こえ、犬笛の音も聞くことができる特殊な聴力を持っている。ある日､良子は近所の宮の坂公園で愛犬テツとフリスビーで遊んでいるうち、林の中にフリスビーを投げ入れる。そして林の中で何かを目撃し、呆然と道に立ち尽くしているところをタクシーと接触してしまう。病院に駆けつけた順子たちは、良子が何らかの強いショックを受けて記憶の一部を失くしている、逆行性健忘だと告げられる。良子の記憶障害は、その時点では「車にぶつかったせい」だと思われた。その頃、宮の坂公園の林で男の絞殺死体が発見された。被害者は大東和商事社員・矢野一誠だった。武蔵野北署の刑事・飯岡が捜査する中､公安第二課刑事の小西友永（伊武雅刀）も現れる。現場に落ちていたデジタルカメラにはメモリーチップが入っておらず、それを見た小西は、「もしこれが被害者の物なら重要な証拠になり、マスコミには公表しない方がいい」と言う。小西は別の事件を追って今回の事件に遭遇していた。殺人事件を他人事としてテレビで見ていた順子の元に１本の電話が入る。それは警察からの呼び出しを装った、謎の男・三枝寛二（田中健）と大川充の二人組の仕業だった。順子がいなくなり、良子一人が残された家に、二人の男が侵入する。良子は、携帯電話や犬笛を入れたポシェットを持ったまま、拉致される。そこへ順子の夫・四郎（布施博）が帰宅し、二人の男に首を絞められ、ナイフで刺されてしまう。【テレビ東京広報資料より引用】」地上波では、TX系にて2002/03/27、「水曜女と愛とミステリー」枠（水曜20:54～22:48）でオンエアされた。車輌：日本照明、ナカガワプロスパー。ロケ協力：全日本空輸、全日空トラベル、石垣全日空リゾート、沖縄オーシャンビューホテル、石垣市観光協会、リゾートクリスタル・ベイ川平、HIGHWAY沖縄、東運輸、金城　栄喜、石垣市の皆さん。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（データ協力：栄司、たかし）】