東京都内で３人の女性が相次いで刺殺された。犯行の状況から同一犯の仕業と推察され、警部の十津川（高橋英樹）は、石塚（柳野幸成）という男性を容疑者として割り出す。やがて石塚が逮捕され、３件の殺人事件が彼の犯行だと判明。そんな中、十津川の妻、直子（浅野ゆう子）が手紙を残し家出。彼女を捜す十津川のもとに、直子を誘拐したとの電話がかかってくる。「都内各地で３ヶ月で三人の女性が何者かに刺殺された。同一犯人による連続殺人事件……。十津川は一人の有力な容疑者を割り出した。その男は石塚克郎。克郎は重役夫人の松井由加を付け回していた。十津川班は松井邸の張り込みを続けた。そして克郎が松井邸に侵入し、由加を殺そうとしたところを現行犯で逮捕した。数日後、オフの十津川は妻直子と久々に食事をした。ふと立ち寄った画廊で直子は木元美樹という画家に展示中の絵をプレゼントされた。モデルの女性は美樹の妹だという。直子が十津川の妻と知った美樹の表情が変わった。一週間後、直子が何者かに誘拐された。犯人の要求は逮捕した石塚の釈放だった。釈放しなければ直子の命はないと犯人は脅迫した。十津川と亀井は犯人像として克郎の両親か克郎の悪友三人と推理した。ところが、その一人森の殺害死体が都内で発見された。死体に地方紙能登タイムスの切れ端が付着していたことから、能登で殺されて運ばれたものと断定された。十津川、亀井たちは能登半島に飛んだ……。【この項、東映広報資料より引用】」【データ協力：たかし】