区会議員への立候補を予定している国分寺雅裕（三田村周三）は、見知らぬ部屋で殺人を犯し、呆然と立ちつくした。その日、国分寺は、会ったこともない若い女（椎名法子）にいきなり「お父さん」と声を掛けられた。国分寺は、カン違いと思ったが、女が腹痛を訴えたことからその部屋に連れて行った。ところが、女はつじつまの合わないことを言い、4000万円が必要だと国分寺に泣きつく。そして、それが叶わぬと見るや、服を脱いで国分寺に抱きつき写真撮影。それをネタに国分寺を脅し始めた。追いつめられた国分寺は女を発作的に絞殺してしまったのだ。国分寺は、まもなく浮気していると思い部屋に乗り込んできた妻の麗子（牧野エミ）に事情を説明。２人は証拠を消して逃げようと考えた。指紋などをふき取り、カメラを奪った国分寺は、車で逃走を開始。しかし、罪悪感に苛まれた国分寺は、乗っていた車を海にダイビングさせて自殺するが…。