死んだはずの男を乗せた美人タクシードライバー・咲坂都（萬田久子）が、保険金詐欺の真相究明に挑むサスペンスドラマ。咲坂都はタクシー運転手をしながら、失踪した夫（長谷川初範）の連れ子（前田愛）と暮らしている。ある深夜、都は元気のない男性客を乗せた。男は都が目を離したスキに、姿を消してしまう。翌日、都は火葬場から乗せた早川夏子（若林志穂）に、「２日前に婚約者を亡くした」と聞かされた。夏子から見せられた婚約者の写真は、都が昨夜乗せた客・片瀬邦彦（坂上忍）だった。邦彦の保険金の受取人は兄・片瀬勲夫（益岡徹）で、彼は邦彦の遺体発見者でもある。都親子と親しい加治直哉（渡辺いっけい）はこの話を聞き、保険金が絡んだ殺人事件ではないかと言い出す。さらに、都が偶然邦彦を見かけたことから、邦彦生存説が浮上。そこで都は夏子と一緒に勲夫を訪ねるが、勲夫はこの話に耳を貸そうともしない。そんな中、都の家に脅迫電話が入った。「これ以上邦彦の死を探ると、子供の命は保証しない」というもの。そこで、都は失踪中の夫を追う刑事・英（蟹江敬三）に、協力を依頼した。その頃、夏子は邦彦が運ばれた病院で重要な証言を得る。邦彦の遺体は結婚指輪をしていたという。このことから、夏子はその遺体が邦彦ではなかったことを確信する。【以上、BS-i広報資料より引用】