• 水色
  • 緑
  • 紫
  • オレンジ
  • 赤
  • 小
  • 中
  • 大

ドラマ 詳細データ新撰組物語より「侍」(新選組物語より)

プロデューサーの石井ふく子がまだ脚光があたる前の森光子をはじめてドラマで起用した作品だという。後年、石井ふく子はこのときのことを振り返って記している。「森さんと私の出会いは1959年。ちょっと変わった形でした。本人と直接会ったわけではなく、TBSの同僚が机の上に置いていた写真で見たのです。その同僚は岡本愛彦さん。フランキー堺さんが主演した芸術祭賞受賞作『私は貝になりたい』などを演出されました。TBSに入る前はNHKにいた方でした。「この写真、どなた」と、私は岡本さんに尋ねました。きっと岡本さんがお好きな方なんだろうとにらんだのです。すると岡本さんは、「NHKの大阪放送局で知り合った森光子さんっていう女優なんだよ」と、涼しい顔で答えました。女優さんが大勢いる中、なぜ森さんの写真だけ机に置いているのか不思議でしたが、やはり岡本さんにとって森さんは特別な方でした。この年、お二人は結婚していたのです。もっとも、森さんが仕事熱心だったこともあって、'63年に離婚されましたが――。机の上の写真が心に留まったことから、私は岡本さんに頼んで森さんを紹介してもらい、この年11月の日曜劇場の『侍』というドラマに出ていただきました。これが森さんとの長いお付き合いの始まりです。『侍』に出演していただいた時、森さんの知名度はまだ高くありませんでした。けれど、「この方は凄い」と確信しました。失礼ながら、美形とは言えなかったものの、とってもチャーミングで、声にも魅力を感じました。なにより抜群に良かったのが演技。演じる人物に心まで入っていました。上っ面の演技ではなかったのです。【この項、文:石井ふく子氏(週刊現代(講談社刊)2020年10月3日・10日号掲載「身の丈のしあわせ 石井ふく子の「世間の渡り方」」より引用】」【データ協力:のよりん】【参考文献:石井ふく子著「お蔭さまで」(1993/06/20、世界文化社刊)】
キー局 KR 放送曜日 放送期間 1959/11/01~1959/11/01
放送時間 21:15-22:15 放送回数 1 回 連続/単発 単発
番組名 東芝日曜劇場(第153回)
主な出演 市川猿之助市川 猿翁)、市川染五郎松本幸四郎)、大空 真弓大空 眞弓)、森  光子三島  謙
主な脚本 赤坂 長義
主なプロデューサ 石井ふく子
主な演出 山本 和夫
原作 子母沢 寛
局系列 JNN
制作会社 KR

Tag Cloud

岡本 子母沢寛 市川猿之助 市川染五郎 写真 赤坂長義 森光子 石井ふく子 演技 大空真弓 女優 同僚 上っ面 知名度 美形 涼しい 凄い 入る 大勢 三島謙 尋ねる 振り返る 起用 プロデューサー ドラマ フランキー堺 山本和夫 劇場 NHK 魅力

リンクパーツ

直リンク用URL ヘルプ
引用パーツ ヘルプ


インフォメーション

クチコミ

ユーザレビュー

ドラマデータ提供