土岐雄三が雑誌に連載したものをテレビ向きに脚色しておくる。清水雄三(伊志井寛)はわがままな暴君的な夫だが、妻(京塚昌子)の病気で、しおらしい看病と心労を重ねる。やがて自分の書いた小説の出版記念会が開かれるが、彼は全快した妻の同席を求め、長年の苦労への感謝をこめて喜びを分かつのだった。【以上、朝日新聞1959/08/23付より引用】「末っ子が結婚、カミさんと私はまた水入らずの生活に戻ったが…夫婦の情愛を伊志井寛、京塚昌子の名コンビで描いた。13年にわたるシリーズものとなったが、伊志井の他界のため1972年2月終幕。【この項、東京ニュース通信社刊「TV40年 IN TVガイド」より引用】」前年放送された「花嫁の父となりぬ」をもとにシリーズ化。伊志井寛はプロデューサー・石井ふく子の父。【データ協力:のよりん】【参考文献:石井ふく子著「お蔭さまで」(1993/06/20、世界文化社刊)】