東京と大阪に離ればなれになった恋人たちが、週末デートのために利用するのが日曜日の新幹線最終便、名づけて「シンデレラエクスプレス」。人気映画監督・森田芳光が、現代の若者の愛の形を描く。香代（荻野目慶子）は大阪の不動産屋の娘。東京の会社に就職した恋人・戸川（草川祐馬）と日曜の新幹線最終便を利用して週末デートを重ねていた。だが、仕事を理由に戸川は次第に香代から離れていく。香代の店に久保田（岩城滉一）という男が訪れた。久保田に香代は胸ときめかせる。【以上、毎日新聞テレビ欄より引用】日曜日の夜20時30分、新大阪発ひかり170号は遠距離恋愛で土日だけ会うことが出来るカップルの別れの列車でもあった。森田芳光脚本のこのドラマは、実際に静かに定着しつつあったこの「シンデレラ・エクスプレス」を最初にドラマに取り上げた作品。その後、JRのコマーシャルにこのエピソードがスタイルを変えて同じ松任谷由実の曲で取り上げられ話題に。ドラマ自体は遠距離恋愛の結果、次第に男と疎遠になった不動産屋の女性（荻野目慶子）のもとに新たに大阪転勤が決まった男性（岩城滉一）が家を探しにやって来たことからやがて気持ちが通いあうまでを描いた洒落たラブストーリー。