不動産会社の社長・相良（中尾彬）は妻・牧子（加賀まり子）と成績優秀な10歳のひとり息子・正男（加瀬悦孝）の三人暮らし。ある日、相良は親会社の女社長・滝田美也子（松尾嘉代）と同乗のタクシーで交通事故に遭い、それがきっかけでふたりが愛人関係だったことが妻に知れた。一方、牧子も夫の秘書である小畑（江藤潤）と不倫の関係に。そんなある日、滝田美也子が熱帯魚のエサに混入された青酸カリで殺された。美也子はエサを与える前に噛むクセがあったのだ。そのクセを知っていたのは、相良、小畑、そして正男だった。捜査の結果、アリバイのない小畑が逮捕された。だが、小畑には誰にもいえぬアリバイがあった…。【以上、テレパル（小学館刊）1988/05/28号より引用】