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ドラマ 詳細データ蒼い光芒(青い光芒)

東大生経営のヤミ金融会社が破産、学生社長が遺書を残し自殺する「光クラブ」事件をモデルにしたドラマ。【以上、「テレビドラマ全史」(東京ニュース通信社刊)より引用】「戦後の混乱期に「光クラブ事件」というのがあった。希代の秀才だった東大生の山崎晃嗣という青年が、ヤミ金融会社を起こして巨額の利益をあげたが、やがて検挙され服毒自殺。世間はアプレゲール世代のニヒルな生きざまに強い関心を示した。この事件をもとに冨川元文が脚本を書き、ドラマ化した。山崎をモデルにした東大法学部学生、板倉貴揚に根津甚八、友人の大久保邦夫に岡田裕介、その妹で板倉の恋人に森下愛子、両親に久米明、丹阿弥谷津子、板倉の情婦になる戦争未亡人に市原悦子という配役。冒頭に満員の買い出し列車、ヤミ市などが出てきて、主人公のようなゆがんだ人間性の男が生まれる時代背景を暗示する。敗戦によって、世の中総ての価値観がひっくり返り、ぼう然となる人々の群れ。一高から東大に進んだ板倉も例外ではないが、秩序のない乱世こそ自分の能力を発揮する機会と、ヤミ金融会社「朝陽クラブ」を設立する。この男は無能で愚かな人間、感情に左右される人間を軽べつしている。それなら悪党の方がましだと考え、金もうけに才能をふるう。これに似た考え方は現在もまん延しているのではないだろうか。人間性に鋭くメスを入れているが、娯楽性も失っていない。演出・大原誠、高橋康夫。4回。【この項、毎日新聞1981/07/26付「視聴室」より引用(署名:(孝))】」劇中の台詞が三島由紀夫の小説「青の時代」からの盗用であるという指摘があり、NHKが謝罪。このため再放送されないドラマとなっている。【役名(演技者)】板倉貴揚(根津甚八)、大久保幸子(森下愛子)、大久保邦夫(岡田裕介)、藤吉春子(市原悦子)、板倉民次郎(久米明)、板倉孝江(丹阿弥谷津子)、橋本秀一(矢崎滋)、木戸?恵子[キドサエコ](古手川祐子)、代山(内田朝雄)、政治家・滝森(茂山千五郎)。【参考文献:NHKクロニクル(2019/07/01参照、http://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/)、栗原裕一郎著「〈盗作〉の文学史」(2008/06/30、新曜社刊)】
キー局 NHK GTV 放送曜日 放送期間 1981/07/26~1981/08/16
放送時間 20:50-21:35 放送回数 4 回 連続/単発 連続
番組名 ドラマ人間模様
主な出演 根津 甚八(1)-(4)、岡田 裕介(1)-(4)、森下 愛子(1)-(4)、市原 悦子(1)-(4)、久米  明(1)(4)、丹阿弥谷津子(1)(2)、矢崎  滋(2)、古手川祐子(3)(4)、内田 朝雄(3)、茂山千五郎12世)(茂山 千作4世))(3)、
主な脚本 冨川 元文富川 元文)(1)-(4)
主な演出 大原  誠(1)(2)、高橋 康夫(3)(4)
原作 (原案((1)のみ「原作」と表記):鈴木  肇
局系列 NHK
制作会社 NHK
音楽 林   光
HP

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