高橋英樹主演の連続ドラマ『桃太郎侍』（放送期間1976/10/03～1981/09/27、全258回）の第22回。「将軍家斉の御落胤でありながら、気ままな浪人暮らしの桃太郎。育ちが良すぎて世情に疎いのが玉に傷。弱きを助け、悪しき鬼を華麗に退治する、高橋英樹主演の痛快時代劇の一編。桃太郎（高橋英樹）の双子の兄、松平備前守（高橋英樹・二役）は若年寄に内定し、旗本の公儀粛正を上様より命じられた。近頃江戸では傍若無人に振る舞う者が横行しており、旗本の本多達十郎（亀石征一郎）をはじめ目付（石浜祐次郎）までもが勝手放題していた。備前守に対しても、お役目など笑止千万と笑い飛ばす有様。さらに若年寄の座を奪われた出羽守（小池朝雄）は本多と結託し、備前守を失脚させようと出生を侮辱して挑発。殿の身を案じた家老の神島（大友柳太朗）と娘の百合（山本由香利）が桃太郎を訪ねてくる。【この項、BS日テレ広報資料より引用】」「赤鞘組（あかざやぐみ）と名乗る赤鞘の大小を帯た武士の一団が、罪のない町人や女、子供を脅し、金品を巻き上げるなどしていた。赤鞘組の組頭が、直参旗本・本多達十郎（亀石征一郎）とあって、目付も手が出せない。そんな時、桃太郎（高橋英樹）の兄・新之助（高橋英樹・二役）が松平家の家督を継ぎ、松平備前守忠行となり、本多と気脈を通じている若年寄・植村出羽守（小池朝雄）に代わって若年寄の職に就いた。それをうらんだ出羽守は、本多と赤鞘組を動員して備前守暗殺を企てる。一方、備前守の身を案じる松平家の家老・神島伊織（大友柳太朗）は、桃太郎に助勢を頼んだ…。【この項、週刊テレビ番組1977/03/11号より引用】」【役名（演技者）】桃太郎・松平備前守（高橋英樹）、玉川つばめ（野川由美子）、すずめ（西川峰子）、熊造（茶川一郎）、おはる（玉川スミ）、仙太（雷門ケン坊）、おみよ（吉本眞由美）、ちょろ髭（下之坊正道）、仁兵ヱ（深江章喜）、お兼（南条みづ江）、かん平（桂小かん）、神島伊織（大友柳太朗）、直助（谷村昌彦）、植村出羽守（小池朝雄）、本夛達十郎（亀石征一郎）、百合（山本由香利）、三勝（津田亜矢子）、大久保勝四郎（黒部進）、河内屋（谷口完）、目付　田代（石浜祐次郎）、梶村（森章二）、お幸（八代郷子）。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成）】