夏目漱石作の「坊っちゃん」をもとにして、現代にも通じる人間模様や教育問題をも包みこみながら、まっしぐらに生き、行動する若者〝坊っちゃん〟の躍動する青春を描く。【以上、毎日新聞1975/10/17付より引用】大原麗子はギランバレー症候群（当時の報道では「多発神経炎」）のため降板し結城しのぶに交代（一部資料では５回まで出演して降板と記載されているが実際には第１回から結城しのぶが演じているという。作家の石川達三から放送開始前にドラマでの勝手な改変は夏目漱石作品の冒涜であるとの批判があった。【放送日時補足】放送期間のうち、1976/01/02および1976/01/23は別番組放送のため番組休止。【各回サブタイトル】第１回「霧に走るか陸蒸気」、第２回「心こめたる笛の声」、第３回「風に踊った悲しみが」、第４回「流れの雲か奇兵隊」、第５回「啼いて血を吐け不如帰」、第６回「かひなき夢の歌なれば」、第７回「ねんねんころり　ねんコレラ」、第８回「名もなき川に浮ぶ葉の」、第９回「逢ふて別れてふたたびは」、第10回「わが幻の倫敦塔」、第11回「燃えてぞ哀し冬の陽は」、第12回「恋は初春　六歌仙」、第13回「ゆらゆらゆらと紙の舟」、第14回「煙も見えず雲もなく」、第15回「西郷いまだ敗死せず」、第16回「鳥になりたや皇国の」、第17回「女心に罪ありや」、第18回「心優しき獅子の群れ」、第19回「別れ・桃割れ・春乱れ」、第20回「歌ひ語らん　夜明けまで」、第21回「桜散らすな山嵐」、最終回（第22回）「さらば明治よ青春よ」。【役名（演技者）】坊っちゃん（柴俊夫）、マドンナ（結城しのぶ）、狸（三国一朗）、赤シャツ（河原崎長一郎）、山嵐（西田敏行）、野だいこ（下條アトム）、うらなり（園田裕久）、あき（林寛子）、清（北林谷栄）、捨松（花沢徳衛）、小鈴（倍賞美津子）、しま［あやぎぬ二役］（丘淑美）、原 連三郎［赤シャツの父］（高松英郎）、遠山（伊藤雄之助）、原礼次郎［赤シャツの弟］（三浦康晴）、さち［マドンナの母］（中北千枝子）、村上章二郎（中尾彬）、りく（倉野章子）、たえ（土田早苗）、体操（及川広夫）、なみ（吉行和子）、大谷（草野大悟）、宮本かさね（三木聖子）、緒方　毅（神有介）、エリザベス（マーガレット・スプリンガー）、時計屋（谷幹一）、狸の娘（美那子）（田坂都）、桔梗（ひし美ゆり子）、速水（寺田農）、溝口（川崎公明）、博物（三谷昇）、もえ（鈴木光枝）、伊上修造（尾藤イサオ）、遊女夕桐（西真澄）。【データ協力：小谷野 敦】【参考資料：webサイト「NHKクロニクル」（2021/05/11参照、http://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/）、書籍「劇団ひまわり30周年史」（1981/09/22発行、発行所：株式会社劇団ひまわり）、書籍「日本タレント名鑑'81」（1980/12/30、VIPタイムズ社発行）［南州太郎の項］】