神社と、神社が経営する幼稚園、それに近所のソバ屋や大工一家を舞台に、三人の女性（南田洋子、和泉雅子、紀比呂子）の縁談、恋愛、結婚などを周囲の人々との明るい交流とともに描くホーム・コメディー。連続テレビドラマは初めての森雅之と歌手の麻丘めぐみが出演するほか、市丸が初めて主題歌を吹込んでいるのも話題。【以上、毎日新聞1973/05/11付より引用】児玉清は学生時代からあこがれていた森雅之との共演を自著で振り返る。「神主役である森雅之さんの息子役の僕は、リハーサルや本番を通じていろいろとお話をする機会を得て、それはもう天にも昇るといった嬉しさだったのだが、残念乍ら、森さんは体調が思わしくないとのことで、二十六回の番組を五回撮り終えたところで降板してしまったのだ。しかも、この年の十月に森さんは帰らぬ人となってしまったのだ。【この項、児玉清著「負けるのは美しく」（集英社文庫刊）より引用】」【データ協力：大石良雄】