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ドラマ 詳細データ城下町一一〇番地(城下町110番)

徳川時代を舞台に、ある藩のお城づとめの侍・弼原蔵人(ハナ肇)とその家族の暮らしぶりを現代的なタッチで描く時代劇ホーム・コメディー。まじめ一方で仕事熱心な侍・蔵人は妻の八重(司葉子)と、八重の妹・梨枝(珠めぐみ)と暮らしている。その梨枝にある日事件が起こった。蔵人の上司・土橋勘太夫(桑山正一)が城の若様との縁談を持ち込んできたのだ。【以上、毎日新聞1972/04/07付より引用】NET系で放送された作品だが収録は競合するフジテレビのスタジオを利用し、当時はそのようなケースが少なかったため、話題となった。「4月第一週からNET系5局に登場した時代劇コメディー『城下町一一〇番地』は大阪・毎日放送の制作だが、制作現場はフジテレビのスタジオ。フジテレビの大阪のネット局は関西テレビで、毎日放送は東京のNETとネットを結んでいる。つまり系列のちがうライバル局同士が協力して番組を作っているわけ。激烈な視聴率競争の現況からみると一見、奇妙な現象だが、じつは双方にそれぞれもっともな理由があり、おもしろい楽屋風景も生まれているようだ。まずフジテレビからみると、同局は独立採算の事業部制をとっており、スタジオや技術スタッフのレンタルを業務に加えた技術事業本部もその1セクション。各局軒なみにスタジオ不足になやんできた中で、同局は十幾つのスタジオを効率よく働かせ、一昨年から自局番組の制作の合い間に〝貸しスタジオ事業〟をはじめて各局をおどろかせた。これまでにプロダクションを通してかなりの本数の他局番組を受注してきたが、他系列の局と直接、レンタル契約を結んだのは今度ははじめてだという。一方、毎日放送側の事情としては、第一に出演者のハナ肇、司葉子、藤村俊二ら東京在住の俳優をつかまえなければならないが、出演者のスケジュールと費用の関係から大阪より東京のスタジオを使う方が合理的である。たまたま常用していた日比谷スタジオに空きがなかったことからフジテレビと交渉して商談成立、ライバル局での番組制作がはじまったという次第。商取引の内訳は、依頼主の毎日放送がフジテレビへスタジオ料、スタッフ技術料、演出、美術、音響効果費などを支払う。その代り、出演俳優を確保した上、交通費、宿泊費、拘束料などが要らなくなるからソロバン上でもほぼトントン。毎日放送の本社からは担当ディレクターが単身乗りこんできてチーフになり、フジテレビ側のスタッフは〝得意先〟の指揮下にはいってアシスタントをつとめる。こんどの契約期間は3、4、5月の3ヵ月間。毎日放送のディレクターはその間、東京に泊りこみ、仕事がすむとフジのスタッフ連と一杯やって東京の空気を楽しんでいるという。フジテレビの社内には〝毎日放送分室〟が設けられて交換台のサービスも行きとどいたもの。毎日側が「フジさんによくやってもらっています」といえば、フジ側も「競争は競争、商売は商売」と割りきっており、こうした他系列局との〝業務提携〟はこれからますます増えそうな形勢だ。【この項、「放送文化」(日本放送出版協会刊)1972年6月号より引用】」【データ協力:1stcall】【参考文献:毎日新聞1972/04/07付】
キー局 MBS 放送曜日 放送期間 1972/04/07~1972/07/14
放送時間 21:00-21:56 放送回数 12 回 連続/単発 連続
番組名 連続テレビドラマ
主な出演 ハナ  肇(1)、司  葉子(1)、藤村 俊二(1)、林 美智子(1)、長門  勇(1)、珠 めぐみ(1)、山岸 映子(1)、十朱 久雄(1)、桑山 正一(1)、
主な脚本 結束 信二
主な演出 (監督:西前 充男(1))
原作 結束 信二
局系列 ANN
制作会社 MBS
主題歌 ガロ「城下町一一〇番地」(作詞・作曲:ガロ

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