血のつながっていない妹の幸せを願う兄の姿を描く。パチンコ店の主任・一平（西田敏行）と、エリート・サラリーマンの祐介（伊武雅刀）は、同郷の幼なじみだ。ある日、高校を卒業した一平の妹・ミチ（荻野目慶子）が、上京。ミチと祐介は、いつしか、つきあうようになっていった。一平には、それが、さびしかった。実はミチと一平は、血のつながっていない兄妹だったのだ。ところが、祐介に重役の娘との縁談が、持ち上がる。ミチを捨てようとする祐介に、一平の怒りが爆発し、祐介をたたきのめす。この一撃で、祐介は目が覚めた。そしてミチにプロポーズする。【「ザ・テレビジョン」1986/12/19号（角川書店刊）より引用】