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ドラマ 詳細データああ定年 三月十日、本日をもって…(ああ定年(第1回))

人事部次長で定年を迎える小林桂樹が社長、滝沢修の家を訪ねてきり出す――「社長の私に対する評価をおききしたい。社長にとって会社にとって、私は有能な社員だったのでしょうか?」。小林の表現する〝サラリーマンの悲哀〟だ。彼は社長派と目され、重役になると期待されていたのに、不況の会社が百人の希望退職をつのる時にぶつかったため、昇進できなかったのだ。滝沢が答える――「君は優秀な部下だったよ。直系の君を抜てきするには時が許さなかったんだ」。サラリーマンはそんなひと言で自分自身を納得できるものなのかもしれない。何ともはかない存在ではある。小林の会社では折しも定年延長が役員会のテーマになっている。小林は強い反対の空気に逆らって「社員が老後のことにまで気をつかうなら、会社のために全力を出しきれないのではないか」と主張し、社長から感謝される。それが彼の最後の〝仕事〟であった。夫の心を理解してヘソクリを差し出す妻、渡辺美佐子に向かって「職安に通って、ゆっくり自分に合った仕事を探すよ」と小林は最後にタンタンと語る。労働省の「企画制作協力」で同省が二千万円近い制作費を出した番組。国がノータッチだったら、ヘンにカンぐられることもなく、より効果のある番組になったのではないか。【以上、毎日新聞1979/03/10付「視聴室」より引用(署名:(D))】
キー局 CX 放送曜日 放送期間 1979/03/10~1979/03/10
放送時間 22:00-22:54 放送回数 1 回 連続/単発 単発
番組名 ゴールデンドラマシリーズ
主な出演 小林 桂樹渡辺美佐子梶 芽衣子片平なぎさ滝沢  修高橋 昌也
主な脚本 布勢 博一
主な演出 脇田 時三
局系列 FNN
制作会社 テレパック、CX

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