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放送開始から高視聴率が続いてきたTBS『東芝日曜劇場/ビューティフルライフ』の最終回が3月26日(日)放送され、関東地区で41.3%の歴代2位(一般劇)の高視聴率を記録しました(一般劇部門の歴代1位は『積木くずし』(TBS))。 『ビューティフルライフ』は、新進の人気美容師・沖島柊二(木村拓哉)と死病にとりつかれた車椅子のヒロイン・町田杏子(常盤貴子)とが恋に落ち、ヒロインが死ぬまでを男が看取るというストーリー展開。1月にスタートした第1回目でいきなり31.8%(ビデオリサーチ関東地区調べ)という歴代1位の初回視聴率を記録し、以降もほとんどの回で30%以上の状態を維持していたことから最終回の視聴率が関係者の間で注目を集めていました。 TBSプロデューサー・貴島誠一郎氏は新聞等に「主役2人の演技力と、脚本、演出や技術など総合力が多くの支持者をいただいた理由だと思う」とコメントを寄せています。主演の木村拓哉も新聞等に「スタッフ、共演者で一緒に作ったものを、たくさんの方々に受け取って頂けて大変うれしく思っています」とのコメントを寄せました。 「東芝日曜劇場」での難病のヒロインをめぐる恋物語という設定は、かつて1964年に「東芝日曜劇場」でオンエアされ大ヒットを記録した『愛と死を見つめて』を彷彿させました。 『ビューティフルライフ』の大ヒットは、制作局・TBSにとっても朗報。90年代に入り、テレビドラマは、長らくフジテレビの黄金時代。かつて「ドラマのTBS」と称されていたほどのドラマ王国TBSは、ドラマ復活を目指していました。 高視聴率ドラマを放ち、面目を保ったTBSのドラマが今後どうなるのか注目されそうです。 『ビューティフルライフ』が平均視聴率記録を塗り替えるまでの1位は『ラブジェネレーション』(フジ)で、こちらも同じ木村拓哉主演。改めてキムタク人気が裏付けられた形となりました。 なお、『ビューティフルライフ』のヒットを受けて、TBSはビデオを4月28日からリリースする模様。ビクターエンタテインメントから全4巻で発売されレンタルも同日開始されるそうです。
(※)放送回数10回以上の連続ドラマ・一般劇における平均視聴率歴代1位。なお、『積木くずし』(1983、TBS)は平均視聴率35.7%を記録していますが、放送回数が7回のため対象外。
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