僕も、学生時代の終わりに『早春スケッチブック』を観て、人生観を決定づけられた1人です。
五香さんやかのさんの書き込みを読み、自分と同じような人がいたということに驚き、嬉しく思って、投稿しました。
(ちなみに、かのさん、僕も『29歳のクリスマス』はとっても好きなドラマです。)
もちろんシナリオ本を持っていますし、作中で沢田の写真集とされている本も、神田の古本屋街で見つけました。
五香さんが引用されているような、沢田の台詞も数多く暗記しています。
今まで自分の中でモヤモヤと感じていたようなことを、はっきりとした言葉で語ってくれたことに、たとえようもなく感動しました。
当時、僕は就職活動真っ最中でした。このドラマの人生観は、僕の進路にも大きく影響しました。
ある企業の入社試験に向かう道すがら、突如決心して試験をドタキャンし、その足でデザイン学校の入学願書をもらいに行った日のことを、鮮明に覚えています。
(現在、フリーのグラフィック・デザイナーです。)
9年ほど前(92年1月)に、NHK衛星放送で山田太一氏の特集があり、『早春スケッチブック』も全編再放送されました。
放送当日にそれを知った僕は、急いで秋葉原までBS対応ビデオと衛星アンテナを買いに行き、自分でアンテナを建て、家の外壁に穴を開け強引にケーブル通して放送時間に間に合わせ、最高品質のテープで全編録画しました。
このドラマから、山田太一氏のドラマのほとんどを見まくり、ほかのドラマにも目配りするようになって、このサイトにもたどり着きました。
1本のドラマが、時に人の生き方を決定付けることがあります。
僕も、年々沢田の年齢に近付いていますが、いまだに彼の言葉は僕の中に流れていると感じます。
楽しいだけのドラマもいいですが、ああいう魂を揺さぶるようなドラマもまた見てみたいものです。
http://www.asap.co.jp/isamu/index.html