第６回日本テレフィルム技術賞受賞（録音）作品。伊豆の山の中のユースホステルを舞台に、管理人と訪れてくる若者との交流を温かくほのぼのと描く。ユースホステルの存在を世間に知らせる契機となった。1973年に田辺靖雄は、妹役を演じた九重佑三子と実際に結婚。媒酌を祖父役の森繁久彌が務めた。岡崎友紀のドラマ初出演作。橋田壽賀子によると当初、第１回目の脚本をはじめ準備も橋田壽賀子が長く進めてきたがキャスティングが大幅に変更されたことで脚本はボツになったという。深町幸男が制作当時のことを後年回顧している。「森繁久彌さんは、大学でもNHKでも先輩ですが、『太陽の丘』というドラマを制作した際、バッド・ディレクターと言われたことがあります。当時、私は、スタジオドラマに慣れていなかったのですが、スタジオでは３台のカメラにそれぞれケーブルがついているため、これが錯綜してカメラの操作ができなくなったのです。これを見た森繁さんから非難されたわけですが、これは、悪い、最低だということでしょう。私は追い詰められていたのですが、チーフカメラマンが、こっそりとカット割りの仕方を教えてくれたりするなど、まわりの協力のおかげでドラマが完成しました。森繁さんも無事撮影が終わってほっとしたのでしょう、この後、森繁さんの推薦で２度舞台の演出ができたのですから、人間関係の巡り合わせだと思います。【この項、深町幸男「ドラマづくりは阿吽の呼吸」（「放送研究と調査」（NHK放送文化研究所刊）2009/08月号掲載）より引用】」【役名（演技者）】八代邦住（森繁久弥）、八代の妻・栄（久慈あさみ）、八代の長女・幸子（北原真紀）、長男・邦男（新克利）、次男・八代邦治（松山英太郎）、三男・邦安（田辺靖雄）、次女・八代福子（九重佑三子）、三女・育子（岡崎友紀）、四男・邦守（杉山直）、ホステラー・植木（青島幸男）、小野みどり（黒柳徹子）、岩井友一（石坂浩二）、田浦ハナ（菅井きん）、菓子屋・母（中村たつ）、警官（関口銀三）、竹松建一（ケン・サンダーズ）、田中繁（樋浦勉）、工員（朝倉宏二）、工員（新保晴文）、和泉とき（月丘夢路）、和泉つる（荒木玉枝）、和泉みさ子（河村有紀）、和泉洋介（園田哲也）、山田春男（早川保）、山田の妻（一ノ木真弓）、航空部長（島宇志男）、アナ（羽佐間道夫）、友人・松井（有島一郎）、高田（金子信雄）、山内丑造（入川保則）、塚原末男（曾我廼家一二三）、キリ子（夏圭子）、下宿のおばさん（赤木春恵）、津川（山本学）、野呂（横井徹）、山村（三井弘次）、児島タカ子（長谷川澄子）、魚熊（山田吾一）、魚金（大塚周夫）、加藤澄雄（砂塚秀夫）、倉知マチ子（大貫ゆみ子）、岩本たみ子（栗原小巻）、戸塚一郎（中山克巳）、ケイコ（勝又みどり）、ヨシアキ（頭師佳孝）、大川ますみ（三益愛子）、石田（渡辺富美子）、木島（北原文枝）、岩崎（塩沢とき）、田中[第16回]・服部良江[第46回]（平松淑美）、川口（阿部寿美子）、伯父・佑達（石山健二郎）、佑達の妻（織賀邦江）、男（桂伸治）、服部瑛子（梓英子）、高島ペアレント（高島敏郎）、妻（中村美代子）、その子供（高須賀夫至子）、コーラスグループ（原トシハルとＢアンドＢセブン）、船長・高田（佐藤慶）、鶴代（坪内美詠子）、ジョージ（旗照夫）、リリアン（南かおる）、倉本夏枝（馬渕晴子）、秋子（富田恵子）、常代（七尾伶子）、とん太郎の祖母・寺川タキ（久松喜世子）、平塚編集長（南原宏治）、バー“クレー”のマダム（芳村真理）、“トン太郎”主人・寺川善太郎（須賀不二男）、とし子（沢たまき）、春日友幸（高桐真）、妻・はるえ（田代信子）、板谷（笠智衆）、妻・ワメ（夏川静枝）、小林節子（梓みちよ）、魚八（旭ルリ）、村松（杉浦直樹）、田中の母親（村田知栄子）、岩崎ヨシエ（津島恵子）、おでんやのおかみ（賀原夏子）、花房（晴乃チック）、久我（晴乃タック）、森村よし子（淡島千景）、森村宏（下元勉）、森村道子（寺田史）、徳平（山茶花究）、友子（左時枝）、徳次郎（山下洵一郎）、大門千吉（松村達雄）、妻・大門朝代（露原千草）、谷岡清次（和田孝）、服部敬一（田中晋二）、田村政人（有木山太）、大門 勝（東野孝彦）、山本正純（山本直純）、高田芳子（浪花千栄子）、堀 祐吉（寺田誠）、高田里子（堀井永子）、村野ヒロ子（小林千登勢）、三平（犬塚弘）、牧子（いしだあゆみ）、医師（河村弘二）、荻原良江（永井百合子）、山里深雪（月丘千秋）、松原ひとみ（里見京子）、松原（石田茂樹）、服部平八郎（野々村潔）、直子（坪内ミキ子）、講師（名古屋章）、宮沢（久米明）、宮沢 肇（白田和男）、正子（幸田弘子）、村田剛造（玉川伊佐男）、上村栄作（宮口精二）、上村孝一（松山省二）、立太（梅野泰靖）、白石忠雄（根上淳）、三枝光代（南風洋子）、妹隆子（吉行和子）、大門住江（市川翠扇）、老婆（村瀬幸子）。【データ協力：saka】【参考文献：webサイト「NHKクロニクル」（2020/06/21参照、http://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/）】
| キー局 | NHK GTV | 放送曜日 | 火 | 放送期間 | 1966/04/05～1967/03/28 |
| 放送時間 | 20:00-21:00 | 放送回数 | 49 回 | 連続/単発 | 連続 |
| 主な出演 | 森繁 久弥（森繁 久彌）(1)-(49)、久慈あさみ(1)-(44)(46)-(49)、北原 真紀(1)-(17)(19)-(22)(24)-(27)(29)(30)(32)-(38)(40)-(42)(44)(45)(47)-(49)、新 克利(1)-(5)(7)-(10)(12)-(22)(24)-(27)(29)-(33)(35)(39)-(43)(45)-(47)(49)、松山英太郎(1)(2)(5)(7)(9)(11)(12)(15)-(21)(24)-(27)(29)(31)(36)-(39)(42)-(44)(46)(47)(49)、田辺 靖雄（田辺 靖雄、田辺 靖男）(1)-(9)(11)-(22)(24)-(27)(29)-(32)(34)-(43)(45)(48)(49)、九重佑三子（九重祐美子）(1)-(28)(30)-(41)(43)-(47)(49)、岡崎 友紀(1)-(3)(5)-(15)(17)(18)(22)(24)(35)、杉山 直(1)-(15)(17)(19)(27)(32)、山田 吾一(12)(26)(30)(48)、石山健二郎(17)(23)(25)(28)(48)、梓 英子(18)(20)(37)(43)(46)、梓 みちよ(25)(29)(30)(48)(49)、松村 達雄(35)(36)(42)(48)、和田 孝(36)(37)(42)(48)、（以下、非レギュラー）青島 幸男(1)、黒柳 徹子(2)、石坂 浩二(3)、菅井 きん(3)、中村 たつ(3)(14)、関口 銀三(3)、ケン・サンダーズ(4)、樋浦 勉(4)、朝倉 宏二(4)、新保 晴文(4)、月丘 夢路(5)、荒木 玉枝(5)、河村 有紀(5)、園田 哲也(5)、早川 保(6)、一ノ木真弓（一ノ木眞弓）(6)、島 宇志男(6)、羽佐間道夫(6)、有島 一郎(7)(15)、金子 信雄(7)、入川 保則(8)、曾我廼家一二三（曽我廼家一二三）(8)、夏 圭子(9)(29)、赤木 春恵(9)、山本 学（山本 學）(10)、横井 徹(10)、三井 弘次(11)、長谷川澄子(11)、大塚 周夫(12)(17)、砂塚 秀夫(13)、大貫ゆみ子(13)、栗原 小巻(14)、中山 克巳(14)、勝又みどり(14)、頭師 佳孝(15)、三益 愛子(16)、渡辺富美子(16)、北原 文枝(16)、塩沢 とき(16)、平松 淑美(16)(46)、阿部寿美子(16)、織賀 邦江(17)、桂 伸治(17)、高島 敏郎(18)、中村美代子(18)、高須賀夫至子(18)、原トシハルとＢアンドＢセブン(19)、佐藤 慶(20)、坪内美詠子(21)、旗 照夫(21)、南 かおる(21)、馬渕 晴子（馬淵 晴子）(22)、富田 恵子(22)、七尾 伶子(22)、久松喜世子(23)(39)、南原 宏治（船上 爽、南原 伸二）(23)(28)、芳村 真理(23)(28)、須賀不二男(23)(28)(39)、沢 たまき(23)、高桐 真(24)、田代 信子（たしろ之芙子）(24)、笠 智衆(25)、夏川 静枝(25)、旭 ルリ(26)、杉浦 直樹(26)、村田知栄子（村田知榮子）(27)、津島 恵子(28)、賀原 夏子(29)、晴乃チック(29)、晴乃タック(29)、三木のり平(30)、原 泉(30)、星 十郎(30)、淡島 千景(31)、下元 勉(31)、寺田 史(31)、三津田 健(32)、広川太一郎(32)、清水 和子(32)、山茶花 究(33)、左 時枝(33)、山下洵一郎(33)、市川 好郎（市川 好朗）(34)、小柳 徹(34)、島津 元（畑 嶺明）(34)、工藤堅太郎(34)、露原 千草(35)(36)(42)、田中 晋二(36)(43)(46)、有木 山太(37)、東野 孝彦（東野 英心）(37)、山本 直純(37)、浪花千栄子（浪花千榮子）(38)、寺田 誠(38)、堀井 永子(38)、小林千登勢(39)、犬塚 弘(40)、いしだあゆみ(40)、河村 弘二(40)、永井百合子(40)、月丘 千秋(41)、里見 京子(41)、石田 茂樹(41)、野々村 潔(43)(46)、坪内ミキ子(44)、名古屋 章(44)、久米 明(44)、白田 和男(44)、幸田 弘子(44)、玉川伊佐男(45)、宮口 精二(45)、松山 省二(45)、梅野 泰靖(46)、根上 淳(47)、南風 洋子(47)、吉行 和子(47)、市川 翠扇(48)、村瀬 幸子(49)、沢 宏美、宮脇 康之（宮脇 健）、 | ||||
| 主な脚本 | （作：馬場 当(1)(2)(5)(8)(10)(16)(34)(40)(46)、阪田 寛夫(3)(4)(9)(13)(17)(18)(27)(29)(36)(42)(43)(48)(49)、奥山 長春(6)、川崎 洋(7)、岡本 克巳(11)(15)(23)(38)、井上 和男(12)(30)(41)、松本 昭典(14)(22)、西島 大(19)-(21)(26)(28)(33)(39)(47)、福田 純(24)(25)(32)(35)-(37)(45)、矢代 静一(31)） | ||||
| 主な演出 | 岡崎 栄(1)(3)(4)(8)(10)(12)(14)(17)(18)(24)-(26)(30)(31)(35)-(37)(42)(43)(49)、児玉 康弘(2)(5)-(7)(9)(13)(16)(19)(21)(27)(29)(32)(34)(40)、深町 幸男(11)(15)(20)(22)(23)(28)(33)(38)(39)(45)(47)、椿 恭造(41)(48)、広瀬 実(46) | ||||
| 局系列 | NHK | ||||
| 制作会社 | NHK | ||||
| 音楽 | 山本 直純 | ||||
| 主題歌 | 森繁 久彌（森繁 久弥）（作曲：山本 直純） | ||||
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