物事騒然とした享保年間の江戸が舞台。老中松平伊豆守の私設隠密となって、江戸八百八町に起こる難事件を捜査したり、市井の社会事情を知る六人の隠密たちの活躍を描く時代劇捜査シリーズ。この六人はそれぞれ風変わりな個性をもったものばかり。隊長格の伴宗十郎（黒川弥太郎）は、将軍直轄のお庭番だが、日ごろは生け花の師匠。このほか、柳生家五男の新三郎（小堀明男）、植え木屋の辰蔵（中村栄二）、色っぽいおりん（三島ゆり子）などががっちり組んでの大あばれ。第一回は、幕府の外様政策にまきこまれ、暗殺された本多伊勢守の下手人調べにあたる。【以上、読売新聞1964/11/24付より引用】1965/03/30の放送終了後も、1965/04/06は第８回「叛乱」が、1965/04/13は第11回「黄金」が、それぞれアンコールされたため、1965/04/13放送終了と誤記している資料も少なくない。また、「東映の軌跡」（2016/03発行、東映株式会社発行、東映株式会社 総務部 社史編纂担当編集）では放送終了日は正しいが放送回数全20回と記載しておりこれは誤り。【各回サブタイトル】第１回「暴発」（1964/11/24放送）、第２回「悪玉」（1964/12/01放送）、第３回「失踪」（1964/12/08放送）、第４回「非道」（1964/12/15放送）、第５回「権謀」（1964/12/22放送）、第６回「阿童」（1964/12/29放送）、第７回「朱唇」（1965/01/05放送）、第８回「叛乱」（1965/01/12放送）、第９回「毒見」（1965/01/19放送）、第10回「兇器」（1965/01/26放送）、第11回「黄金」（1965/02/02放送）、第12回「黒幕」（1965/02/09放送）、第13回「疑惑」（1965/02/16放送）、第14回「魔像」（1965/02/23放送）、第15回「愛憎」（1965/03/02放送）、第16回「春怨」（1965/03/09放送）、第17回「謀殺」（1965/03/16放送）、第18回「狂犬」（1965/03/23放送）、最終回（第19回）「邪執」（1965/03/30放送）。【参考文献：「テレビ朝日社史ファミリー視聴の25年」（1984/02/01テレビ朝日刊）、読売新聞テレビ欄】