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ドラマ 詳細データ泥棒往来

「この間、NHKのスリラー・コメディーの時間で、熊倉一雄が間ぬけで腹ばかり空かしているドロボーの役をやっていた。ウデがわるいからかせぎがなく、親分の助手をつとめても失敗ばかり。うまくコソドロに入り込んでも、金や品物より食い物の方へ先に手を出し、夢中で頬ばりながら束の間の幸福感にひたるといったかわいいドロボー。脚本、吉村公三郎とあった(データベース作者注:NHKクロニクルデータでは脚本でなく原作)が、ドラマとしては特にどうということもない平凡な作品で、見どころはこの熊倉が演ずるドロ的一人だけだった。おもしろかったのは、演出者が熊倉に焦点を据え、彼のキャラクターを最大限にひっぱり出そうとした点である。ドロボーという罪の意識も、ケイサツへ引っぱられる恐怖感も忘れ、ラーメンのドンブリを抱えて眼をほそくする熊倉のアップの表情は、十四吋のスペースを越える迫力で聴視者にせまった。熊倉にしても、おそらく、会心の演技だったと思う。使えるタレントはまだたくさんいる。それを引っぱり出すのはプロデューサーの“眼”だ。【この項、「放送」(雑誌、日本放送文化協会刊)1960年3月号】」【役名(演技者)】頓吉(熊倉一雄)、熊吉(武藤英司)、ラーメン屋(今村原兵)、飯屋(福田隆)、警官(中山悟)、夜回り(黒木憲三)、職安係員(田中邦明)、ニコヨン(須永康夫、小山勝正)。【参考文献:NHKクロニクル(2018/03/07参照、http://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/)】
キー局 NHK GTV 放送曜日 放送期間 1960/02/16~1960/02/16
放送時間 21:00-21:30 放送回数 1 回 連続/単発 単発
番組名 スリラー・コメディー(第3回)
主な出演 熊倉 一雄武藤 英司今村 原兵今村 源兵)、福田  隆中山  悟黒木 憲三田中 邦明須永 康夫小山 勝正
主な脚本 (脚色:神田 典之鳴子 京太
主な演出 永山  弘
原作 吉村公三郎
局系列 NHK
音楽 水谷 良一

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