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ドラマ 詳細データ愛と死をみつめて(誤り…愛と死を見つめて)第一夜 第二夜

1963年に発表された実在の男女の書簡集のドラマ化。不治の病に冒された高校生・みち子(ミコ)と大学生・実(マコ)の悲恋物語。【以上、文・古崎康成】「大学生河野実と軟骨肉腫にかかった女子高生大島みち子の往復書簡集『愛と死をみつめて』を中心に、二人の著書をドラマ化した作品。『愛と死をみつめて』は、1963年12月に刊行されるや大きな反響を呼び起こし、翌年ドラマ(演出・蟻川茂男、脚本・橋田壽賀子、出演・山本 学、大空眞弓)と映画(監督・斎藤武市、出演・浜田光夫、吉永小百合)になった。今回の映像化にあたっては、大島の死後、社会現象と化した大ベストセラーの著者として世評の荒波にさらされた河野の日々も描いている。【この項、文・練馬大根役者】」「1964年冬――。河野実(草なぎ剛)を取り巻く環境は、前年に軟骨肉腫で亡くした恋人・大島みち子(広末涼子)との書簡集を出版したことで、大きく変化していた。難病に冒されたみち子との純愛実録は多くの人々を感動させる一方で、それを出版した実に対する誹謗中傷の風をも生み出していたのである。増刷の停止を申し出たものの却下されてしまい、自分が置かれてしまった予想外の状況の中で、途方に暮れてしまう実。そんな中、実は自分の未熟さを指摘し、文学全集を3年間送り続けた綿引潤子(小雪)の存在が気になる。最後の一冊が届いた後、実は消印だけを頼りに、彼女を捜して横須賀へ。婦人警官(吉岡美穂)の厚意で、何とか住所を突き止めた実は、潤子と初対面を果たす。その後、実は自分の心を支えてくれる潤子との結婚を決意。世間が涙した純愛を覆したとして、瞬く間にマスコミの非難の的となってしまう。みち子が21歳の若さで亡くなってから、5年目の出来事だった…。兵庫県赤穂の高校に通っていたみち子が顔の痛みを訴え、大阪の阪大病院に入院することになったのは1959年のことだった。その頃、実は長野県伊那の高校に通い、ラグビーに明け暮れる日々を過ごしていた。ところが翌年、浪人中に耳の具合が悪くなり、阪大病院で手術を受けることに。入院中、共同炊事場を訪れた実は、ラジオで阪神戦の中継を聴きながら洗い物をするみち子と遭遇する。阪神ファンだったふたりは、逆転スリーランを告げるアナウンスに興奮し、同時に拍手。それを機に、ふたりは次第に仲を深めていく。1週間が経ち、実が退院する日がやって来た。みち子は、病院を後にした実を追いかけ、文通を申し込む。遠く離れてからも、ふたりは手紙のやりとりを通し、互いの想いを募らせていく。やがて、実は中央大学に合格して上京。みち子も退院して高校に復学した後、ジャーナリストを目指し、同志社大学へ入学する。ふたりの人生は明るい未来への希望に満ちているかのように見えた。 ところが、それも束の間。やがて、みち子からの手紙が途絶えた。東京と大阪――頻繁に会うこともままならないふたりを唯一繋ぐのは手紙。しかし、その手紙が来なくなった今、その理由もみち子の近況もわからない…。実は、自分が手紙に「ミコと呼んでいいですか」と書いたことに怒ったのではないかと思い、とにかくみち子に会いたい一心で、大阪駅の短期バイトを申し込む。しかしその頃、みち子には実が考えもしなかった事態が起こっていた。軟骨肉腫と診断され、再び阪大病院に入院。主治医である重光誠治(ユースケ・サンタマリア)のもと、検査と治療を繰り返す日々を送っていたのである…。 大阪を訪れた実は、みち子の再入院を知り、阪大病院に飛んで行った。ところが2年ぶりの再会に心躍らせる実に対し、みち子は距離を置いた態度を取る。「どちらかの都合が悪くなったら、文通はもうやめましょうね」――みち子が別れ際に発した冷たい言葉の意味もわからず、実はただ自分が甘く見られているような気がして、不愉快になるのだった。一方のみち子は重光や古株の患者たちの態度から、自分が重病であることをすでに悟り、失望感に苛まれていた。決して実のことが嫌いになったわけではなかったが、元気な実の近況を知るにつけ辛い気持ちになり、手紙への返事も避け続ける。みち子の顔に出来た肉腫は次第に大きくなり、やがて顔の左半分を切り取らなければ半年の命だということが判明。重光から報告を受けた茂樹(大杉漣)と郁子(伊藤蘭)は、あまりにも過酷な選択肢に悩む。重光は告知される側の苦しい胸中を察しながらも、医師としての責任感から、敢えてみち子本人にも正確な病状を説明し、手術を勧める。顔半分を切らなければ生きられない…。あまりにも辛い現実を突きつけられたみち子は、想像を絶する恐怖に駆られ、生きることへの希望を失ってしまう。その頃、みち子に降り掛かった悲劇を知る由もない実は、ただひたすら「ミコに会いたい」という気持ちを募らせていた。そんな実に、みち子は詳しい事情には触れず、別れの手紙を書く。「お願いです。私のことは一生忘れて下さい。あなたにだけは2年前の私でいたいと思います」。手紙を受け取った実は事情が飲み込めず、横浜の会社に勤めるみち子の兄・和弘(東幹久)のもとへ。そこで初めて、みち子がどんな辛い状況に置かれているかを知り、自分がこれまで取った無神経な言動を悔やむ。 実は悩んだ末、大阪のみち子のもとを訪れ、「どんな顔になっても生きていてほしい」と懇願。さらに、みち子の家族にも手術を必死で勧める。そんな実に、みち子は「私を好きという気持ちが本当なら、綺麗なままの私と死んで!」と、睡眠薬を突き出す。生きていてほしいという気持ちを何度もぶつけながら、睡眠薬を口に放り込む実。その姿に実の深い愛を感じたみち子は、手術を受けて最期の瞬間まで一生懸命生きる勇気を得る。 手術の日が近づいてきた。みち子は手術する前の顔を見せておきたくて、東京にいる実を阪大病院に呼び出し、病室で4日間の時を共有する。初めてのキスを交わし、「体をちゃんと見て行ってほしい」と言うみち子。実は固くなりながら、ボタンを外し、その綺麗な体を目に焼き付ける。その時、みち子の瞳から、これまで溜めていた涙がとめどなく流れ出すのだった…。 手術と顔の整形が終わるまでは会いに行かない約束をした実は、遠く離れた東京の空の下、みち子の無事をひたすら祈っていた。1962年秋――これから訪れる新しい人生に立ち向かう決意、そして実への愛を胸に、みち子は手術台へと向かって行った…。(第一夜)【この項、テレビ朝日広報資料に役名を補足。補足・練馬大根役者】」第二夜の放送枠は日曜21:00-23:24。撮影協力・茨城県三の丸庁舎(1)(2)、中央アルプス観光(1)(2)、東水ビル(1)(2)、長崎観光地映像化支援センター(1)(2)、いばらきフィルムコミッション(1)(2)、雲仙観光協会(1)(2)、茨城新聞社(1)(2)、雲仙ロープウェイ(1)(2)、大井川鉄道(1)(2)、みずなし本陣ふかえ(1)、銚子フィルムコミッション(1)(2)、芦川村役場(1)(2)、ソウプ(1)(2)、山梨フィルムコミッション(1)(2)、峠建設(1)(2)、静岡聖光学院中真高等学校(1)、協栄興産(1)(2)、文化学院(1)、鳳明館(1)(2)、滋賀ロケーションサービス(1)(2)、六角橋商店街連合会(1)(2)、大阪ロケーションサービス協議会(1)(2)、日比谷公会堂(1)(2)、五個荘のみなさん(1)(2)、八王子市役所スポーツ振興課(1)、豊郷町吉田のみなさん(1)(2)、船用電球(1)(2)、〓〓村近江八幡(1)、東京大学大学院農学生命科学研究科付属農場(1)、●大角(1)(2)、江戸東京たてもの園(1)(2)、和光商事(2)、KKR HOTEL OSAKA(2)、梅田スカイビル(2)、東近江市外村繁邸(2)ほか。協力・関西ロケーションサービス(1)(2)、パシフィックハウス(1)(2)、恵積興業(1)(2)、NK特機(1)(2)、日本照明(1)(2)、東映(1)(2)、ランナーズ(1)(2)、ファン(1)(2)、中央大学(1)(2)、同志社大学(1)(2)。医療監修・杉山  貢(1)(2)、石戸谷淳一(1)(2)、門ノ園一明(1)(2)。看護指導・石田喜代美(1)(2)。資料・映像提供・ABC(1)、NHKサービスセンター(1)。劇用車・バックアップサービス(1)(2)、マエダオート(1)(2)。美術車輌・水野 良昭(1)(2)。装飾協力・EurBox(1)(2)、河西医療電機製作所(1)(2)、トップ(1)(2)、日本光電(1)(2)、テイクオフ(1)(2)、河出書房新社(1)、東日本ボトルシップ愛好会(2)。衣裳協力・Hanes(1)(2)、ROSE bowl(1)(2)、PICK(1)(2)。【データ協力:練馬大根役者】【校正協力:@】
キー局 EX 放送曜日 土日 放送期間 2006/03/18~2006/03/19
放送時間 21:00-23:21 放送回数 2 回 連続/単発 単発
番組名 ドラマスペシャル
主な出演 草彅  剛草なぎ 剛)(1)(2)、広末 涼子(1)(2)、小雪(特別出演)(1)(2)、ユースケ・サンタマリアユースケサンタマリア)(友情出演)(1)(2)、大杉  漣正しくはしんにょうのてんは二つ)(1)(2)、伊藤  蘭(1)(2)、室井  滋(1)(2)、高橋 克実(1)(2)、木村 多江(友情出演)(1)(2)、東  幹久(1)(2)、市川 由衣(1)(2)、山口紗弥加(1)(2)、池田  努(1)(2)、吉岡 美穂(1)、神田 正輝(特別出演)(1)、高橋由美子(2)、平田  満(1)(2)、日野 陽仁(1)(2)、小野 武彦(1)、平岩  紙(1)(2)、田島 令子(2)、根岸 季衣(2)、鷲尾真知子(2)、徳永 えり(2)、谷本  一(1)、野々村のん(1)(2)、伊藤 留奈(1)(2)、春木みさよ(1)(2)、浅里 昌吾(1)(2)、青木  一(1)(2)、石川 雄也(1)(2)、神崎 智孝神崎孝一郎)(1)(2)、長谷川ほまれ(1)(2)、佐藤 祐一(1)(2)、千代延憲治(1)、田代 裕季(1)、大内 厚雄(2)、井上 智之(2)、斎藤 王路(2)、高橋ひろ子(1)、大森美紀子(1)、津島 瑞穂(1)、石井 揮之(1)、井上 夏葉(2)、星野 晶子(2)、片岡 富枝(2)、徳永  淳(2)、塩川未憂菜(2)、クロキプロ(1)(2)、ヤマプロ(1)(2)、テアトルアカデミー(1)(2)、NAC(1)(2)、グッドウィル(1)(2)、(方言指導・高橋ひろ子(1)(2)、唐木ちえみ(1)(2))
主な脚本 鎌田 敏夫
主なプロデューサ (チーフプロデューサー・五十嵐文郎)(プロデューサー・中込 卓也西河喜美子)(協力プロデューサー・藤田 明二(1)(2)、久保田 修IMJ)(1)(2))(AP・奥住 尚弘(1)(2)、石橋ひろ子(1)(2))(ラインプロデューサー・牧  義寛(1)(2))(宣伝・中村 雪浩(1)(2)、川北 桃子(1)(2)、坂本あかり(1)(2))(インターネット・西  勇哉(1)(2)、鈴木さやか(1)(2))(HP担当・南 由紀子(1)(2))(スチール・山口喜久美(1)(2))
主な演出 (監督・犬童 一心(1)(2))(タイトルバック・坂  珠希(1)(2))(擬闘・FCプラン(1))(スケジュール・高木 治男(1)(2))(助監督・本多 繁勝(1)(2)、湯浅  真(1)(2)、西岡健太郎(1)(2)、奥村 悠気(1)(2)、小野田浩子(1)(2))(記録・西川三枝子(1)(2))
原作 大島みち子・河野  実「愛と死をみつめて」、大島みち子「若きいのちの日記」、河野  実「愛と死をみつめて~終章」(大和書房刊)
局系列 ANN
制作会社 EX
制作協力 シネハウス
制作 (制作統括・早河  洋(1)(2)、亀山 慶二(1)(2))(制作担当・塩川 剛史(1)(2))(制作主任・吉川 和也(吉は正しくは土の下に口)(1)(2))(制作進行・竹下  舞(1)(2)、西原 宗実(1)(2)、森  裕史(1)(2))
企画 畠山  大(1)(2)、武居 康仁(1)(2)、(編成担当・岩崎  浩(1)(2)、松久 智治(1)(2)、長谷川主水(1)(2))(企画協力・ジャニーズ事務所(1)(2))(営業・安部 孝志(1)(2)、佐々木 基(1)(2))
音楽 溝口  肇、(音響効果・大貫 悦男(1)(2))(MA・下田 弘司(1)(2))(音楽協力・テレビ朝日ミュージック(1)(2))
主題歌 (テーマ曲・DREAMS COME TRUEドリームズ・カム・トゥルー)「愛と死をみつめて」(作詩・大矢 弘子、作曲・土田啓四郎、編曲・大谷  宗)(1)、DREAMS COME TRUEドリームズ・カム・トゥルー)「めまい」(作詩・吉田 美和、作曲・吉田 美和・中村 正人、編曲・中村 正人)(2))
撮影技術 宮田  伸(1)(2)、二之宮行弘(1)(2)、村瀬  清(1)(2)、(技術プロデューサー・瀬戸井正俊(1)(2))(撮影助手・藤井 孝典(1)(2))(映像・猫田  博(1)(2))(録画・錦織 健三(1)(2))(録音・関根 光晶(1)(2))(録音助手・五十嵐 圭(1)(2))(照明・萩原 文彦(1)(2))(照明助手・蓮池  力(1)(2))(編集・上野 聡一(1)(2))(編集助手・蛭田 智子(1)(2))(ライン編集・小林 一雅(1)(2))(VFXプロデューサー・浅野 秀二(1)(2))(CGテクニカルディレクター・横石  淳(1)(2))(デジタル合成・笠原 由起(1)(2)、佐々木弥生(1)(2)、佐藤 理恵(1)(2)、田口 久豊(1)(2))(2D/3Dネットワーク・渡川 豊也(1)(2)、植村 文子(1)(2)、田中  勉(1)(2)、内海 大輔(1)(2))(FLAMEコンポジット・川向 契紀(1)(2)、大島 正典(1)(2))(FLAMEコーディネート・竹谷 卓郎(1)(2))(CGシステム協力・Shuttle(1)(2))(CG合成製作協力・IMAGICA(1)(2))(VFX/CG製作・リンクスデジワークス(1)(2))(技術協力・渋谷ビデオスタジオ(1)(2)、ビデオスタッフ(1)(2)、東新(1)(2)、ジースタッフ(1)(2))
HP
美術 (デザイン・宮崎  洋(1)(2)、宇家 譲二(1)(2))(美術プロデュース・草間 康雄(1)(2))(美術進行・工藤 敦博(1)(2)、千野  博(1)(2))(装置・早川 隆之(1)(2)、石橋  潤(1)(2))(大道具・草野 哲之(1)(2)、土田 大介(1)(2))(建具・阿久津正巳阿久津正己)(1)(2))(装飾・吉川 康美(1)(2)、加瀬  豊(1)(2)、駒津 誠二(1)(2))(持道具・城丸  泉(1)(2)、竹渕 絢子(1)(2))(電飾・青羽  亮(1)(2)、浅海 雅樹(1)(2))(造園・杉田 英展(1)(2)、西村 正範(1)(2))(衣装・古藤  博(1)(2)、星 真由美(1)(2)、高橋 英治(1)(2))(メイク・古谷久美子(1)(2)、大沢 香織(1)(2)、福島久美子(1)(2))(ぬいぐるみ製作・立花みよ子(1)(2))(オープンセット・(美術進行・池田 正直(1)(2)))(装置・伊東  実(1)(2))(大道具・石川 大輔(1)(2)、清水昭一郎(1)(2)、高橋 和輝(1)(2))(装飾・大町  力(1)(2)、稲場 裕輔(1)(2))(電飾・安田 勝広(1)(2))(美術協力・テレビ朝日クリエイト(1)(2))

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