「吉本紀子（東ちづる）は、ミステリー小説と旅行が大好きな姑の静枝（水野久美）と二人暮らし。紀子の亡くなった夫の親友・小出慎一郎（宅麻伸）と三人でまるで家族のように付き合っていた。静枝は「琵琶湖周遊の旅」のツアーから帰った夜から頻繁にどこかへ電話をするようになる。それを偶然聞いた紀子には「草津…」という言葉が聞こえた。一週間後、静枝は行き先も言わず再び旅行に出かけ、出かけ間際に「大事な切り札を忘れた」と言って古い手紙を持って出て行った。そしてその日の夜７時、静枝は大阪・通天閣の商店街で、スポーツバッグに入れられた絞殺死体となって発見される。連絡を受けた紀子は、西成警察署で静枝の遺体と対面し、上島警部（板東英二）らの事情聴取を受ける。紀子は静枝が草津と言っていたため、群馬県の草津温泉に行ったと思っていた。しかしその静枝が、なぜ大阪で発見されたのか…？紀子の悲しみと疑問をよそに、警察は紀子と静枝が実の親子でないこと、また後日慎一郎を立会人とした静枝の遺言状が届き、紀子に約１億円の遺産が入ることを知り、遺産目当ての共犯と睨んで紀子と慎一郎に尾行をつける。数日後、静枝宛に和歌山県の秋津町役場から返信ハガキが届いた。そこには「過日お問い合わせの件、行政としては回答できません」との返事がきていた。紀子は静枝が秋津にどんな思いを持ち、何を役所に問い合わせようとしていたのか、それを知ろうと秋津町を訪れる。そして役場で内密に静枝の往信ハガキを見せてもらうと、そこには「昭和30年頃に『秋津荘』に住んでいた「村崎敏男」という男の行方を捜している」という内容が書かれていた。さらに静枝は30年前にも同じ内容を問い合わせていたことがわかる…。【テレビ東京広報資料より引用】」地上波ではTX系「水曜女と愛とミステリー」枠で2002/02/27、水曜20:54～22:48に放送された。撮影協力：ホテルメトロ、Kou's大阪南港店、犬鳴山 七宝滝寺、国宝 彦根城、犬鳴温泉センター、さんちゃんや、清水鐵工所、つむら工芸、REPAIR saloon、西日本旅客鉄道、新神戸オリエンタルホテル、粉河町。協力：東通、フジアール、スタジオブル、明送。車輌：麻生リース。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（データ協力：デイリーザキヤマ）】