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ドラマ 詳細データ戦争(第1回)水

戦争という極限状態におかれた人間たちを描くオムニバスドラマの一本。1945年7月フィリピンで玉砕した部隊の6人が生き残る。渇きの中で水を求めて外に出れば必ず殺されてしまう状況になった。【以上、文:のよりん】「きょうから始まる新番組。戦争という、異常な状況下における人間の心理と欲望、生の尊さやヒューマニズムの美しさなどを描く。第1回は「水」で、1945年の夏、炎熱にさいなまれたフィリピン戦線でのエピソード。【この項、朝日新聞1960/04/04付より引用】」「戦争映画はこのところちょっとブームだが、テレビでもそれにあやかるような企画が出てきた。フジテレビが来月4日から毎週月曜夜十時に放送しようと準備を進めている30分の連続オムニバス・ドラマ『戦争』がそれだ。戦争にはサスペンスも、アクションも、心理的葛藤も、とにかく刺激の強いドラマとしての道具立ては一応みんなそろっている。しかも常に生と死が隣り合った舞台。こんどの『戦争』は、そうしたアピールの強さと戦争物ブームに乗っかって登場する新番組で、シナリオライターの馬場当氏が「しんらつな目でとり上げたい」と第一稿を進めている。このドラマが「オムニバス」と名づけられたのは『戦争』というタイトルのもとに、毎週違った話が紹介されるためだという。「現代の背後には戦争の黒い影がひかえている。戦争は現代のすべてを形造る母体だった。戦争下の人間を描くことは、現代のあらゆる人間を描写することに通じる」というわけで、戦時のいろんな状況下に置かれたさまざまの人間の姿を、毎回、題材を変えてとり上げるという。第一回に予定されている話は、終戦直前のフィリピン戦線が舞台。山中を敗走する日本軍の一個小隊は、とある川のたもとの雑木林の中にかくれる。追っ手の米軍は川向うの丘の上まで攻めて来る。両軍は川をはさんで、しばらく持久戦になる。両軍兵士とも、炎天下のため、のどがかわいて仕方がない。目の前には水を満々とたたえた川がある。しかし川岸まで出ようものなら敵方からねらいうちにされる。出たくて出られぬジレンマ。どうにもがまんできなくなったときに終戦の8月15日。さっきまでの敵同士は救われたようにお互いニヤニヤしながら水飲みに集まる――といったちょっとほほえましいストーリーである。これに続いて「銃後」の市民の話も出る。またギリギリの極限状態の下におかれた第一線兵士の話も出る。たとえば、爆雷攻撃を受けて動けなくなった潜水艦の前部魚雷室の話――そこに生き残った五人の男たちは、出口のない死の壁にとり囲まれて何を考えたか。あるいは敵の集中砲火をあびるざんごうの中の話――ここにも何人かの男たちが死と隣り合わせにうずくまって、ぎりぎりの生に執着する。恐ろしい話、こっけいな話。あるいは心を打つ人間的佳話などを通して、戦争を知らない若い人たちに戦争の実態を知らせるのがねらいだという。このドラマは題材が題材だけに技術的な難問も起こってくる。狭いスタジオ内に火薬を仕掛け、砲弾をさく裂させるような場面はちょっと再現できない。広い戦闘場面ももちろんだめ。そこで出来る限り中継車を野外に持ち出し、ビデオテープにとることも考えられている。スポンサーはドラマの扱いについて「戦争を賛美してもらっては困る。何かの形で戦争否定に通じるようにしてほしい」と注文を付けているそうだ。ただ、担当の森川プロデューサーは「ああいうものが若い人たちの生命を奪ったんだと分からせるため、毎回、軍歌を入れたい」といっている。【この項、朝日新聞1960/03/19付より引用】」
キー局 CX 放送曜日 放送期間 1960/04/04~1960/04/04
放送時間 22:00-22:30 放送回数 1 回 連続/単発 単発
主な出演 成瀬 正彦成瀬 昌彦)、北山 年夫松山 照夫寺島 幹夫牧田 耕治塚本 信夫
主な脚本 (作:馬場  当(1))
主なプロデューサ 森川
局系列 FNN

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