1932年。北国の港町にある米国系のミッションスクールの国語教師・間崎慎太郎（高嶋政宏）は、５年生の江波恵子（朝比奈彩乃）の作文を読んで激しい衝撃を受けた。江波の作文は、娼婦の私生児という自分の生い立ちと、父親や男性への関心をつづった告白のようなものだった。間崎は、左翼思想に傾倒している同僚の橋本スミ子（鈴木京香）に作文の感想を求めるが、江波が間崎の興味を引こうとしているだけだとたしなめられてしまう。その頃から、間崎は聡明な橋本への想いと、不思議な魅力を持つ江波との間で振り回され始めた。やがて、江波ら５年生が修学旅行へ出発。引率した間崎は、夜汽車のなかで寂しそうに泣く江波に請われるまま彼女を抱きしめた。そのことが、後になって間崎が江波を妊娠させたという噂になって広まるとは知らない間崎は、東京の旅館で橋本の義母（一柳みる）の訪問を受ける。【以上、「TV STATION」（ダイヤモンド社刊）より引用。俳優名を補足。補足・秋の夕映え】ミッションスクールの教師・間崎は、クラスの恵子が「私は男を知りたい。その男を通して父を感じたい」と書いた作文を読んで対応に困る。同僚のスミ子は、恵子の間崎への恋心に気づくが、自分もいつしか間崎に心を寄せていた。方言指導・加賀谷純一、根上　　彩。