快男児・柳生十兵衛の活躍を描く大型時代劇スペシャル。三代将軍・家光の命を狙う大陰謀、背後には家光の実弟・駿河大納言忠長の影も…。果たして首謀者は誰なのか？事態の真相究明を命じられた柳生十兵衛が東海道を西へ向かう。時代は寛永年間。江戸八百八町を夜な夜な騒がせる黒覆面の辻斬りが人々を震え上がらせていた。黒覆面は三つ葉葵の羽織を身にまとっていた。程なく“将軍家光（志垣太郎）が辻斬りをする”との噂が立つ。反対に“家光の実弟・駿河大納言忠長（宅麻伸）が、家光犯人説を流しているのでは”という声もある。幕閣や老中は混乱する。事態を重く見た将軍・家光は剣術指南役の柳生但馬守（芦田伸介）に「十兵衛（時任三郎）に事の真相を探らせよ」と命じた。柳生十兵衛は但馬守の子で家光の剣友。今は“桂木新兵衛”と名乗って江戸市中で暮らしていて、辻斬りの現場も目撃していた。命を受けた十兵衛は、東海道を西へ下る…。【以上、TBSチャンネル広報資料より引用】時代劇のノウハウが希薄な木下プロが映画会社の協力を得ずにTBS、緑山スタジオ周辺を駆使して独力で仕上げた時代劇である意味、既存の時代劇のフォーマットにこだわらない豪快な仕上がりとなっており、続編も作られたが、一面では時代劇としての体裁がない、やや荒唐無稽な仕上がりになったともいえる。ロケーション協力：国宝　姫路城、小田原城。協力：東通、緑山スタジオ・シティ。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成）】