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ドラマ 詳細データ僕らのチャンピオン(ぼくらのチャンピオン)(第1回~第3回)投手金田正一

放送直後の批評を引用してみる。「一般にヒューマン・インタレストをテーマにしたドラマはつくりやすいといわれるが、今日のようにマスコミが、私生活の極微までも、掘り返してしまうような時代には、かえって困難な仕事だといってよいだろう。ことに現存人物の扱いは難しい。成功し得る保障は、とりあげた主人公が、強烈な個性とエンターテインメントに富んだ波乱の人生コースをたどた場合に限られている。そうでないと、とかく、主人公の特性を描出するために、ことさら周りの人間を条件的人物に設定したり、テーマで主人公をしばりつけようとする作為が目立ってくる。これではドラマの流動感を減殺するだけでなく、主人公が現実感の乏しい、つくられた仮像になってしまう。12日から始まった『僕らのチャンピオン』も、やはりそうした欠陥を露呈していたように思う。金田正一少年が、しきりに使用人に腕相撲を挑む様子も、父親から疎開決行を知らされて「いやだ、僕も名古屋にいるんだ。僕だって一人前に働けるもん」というセリフも、そのひとつひとつが、金田少年をすこぶるギコチない人物に仕立てている。これは作者が「強肩左腕投手金田」というテーマに、周囲の状況一切をおとしこみながらも、一方で少年の人間的側面を同時に印象づけようとしたためである。ヒューマン・インタレストを主軸にして展開する以上、左ききの平凡な少年なら少年なりに思いきって、人生的側面はきりすてた方がよい。主人公のセリフや行動を通して、聴視者が既に抱いているイメージに、何か教訓的な要素をプラスしようとすればするほど、かえって薄手な成功物語的印象を与えてしまう。主人公の少年時代であるだけに作者の苦労も分るが、放送のテーマと一回毎のドラマのもつモチーフとを、どの角度から一体化してゆくか、それを明確にしないと感銘は希薄になるだけである。そしてそのことは、子供向、大人向を問わず、ヒューマン・インタレストをねらうドラマの基本なのである。【この項、文:高瀬広居氏(評論家)(朝日新聞1959/08/15付「チャンネル・ゼロ」より引用)】」
キー局 CX 放送曜日 放送期間 1959/08/12~1959/08/26
放送時間 18:15-18:45 放送回数 3 回 連続/単発 単発
主な出演 金田 正一宮川 満夫浮田左武郎浮田佐武郎)、岸  旗江岩井  雅梶山 純子松山 照夫、(語り:松田アナウンサー)
主な脚本 (作:秋月 桂太
局系列 FNN

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